胎児ドック(胎児スクリーニング)とは?検査内容や費用について

胎児ドック(胎児スクリーニング)って何?どのような検査が行われるの?受けようか悩んでいる方や相談出来ないでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは胎児ドック(胎児スクリーニング)とは何か?検査内容や注意点、費用についてを詳しく説明していきます。

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Contents
目次
  1. 胎児ドック(胎児スクリーニング)とは?
  2. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の信頼性は?
  3. 胎児ドック(胎児スクリーニング)のカウンセリングとは?
  4. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の必要性は?
  5. 胎児ドック(胎児スクリーニング)はいつから受けられるの?
  6. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査方法
  7. 胎児ドック(胎児スクリーニング)は妊娠時期によって検査内容が変わる?
  8. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査結果はいつわかるの?
  9. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の注意点やリスクは?
  10. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の費用は?
  11. 胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けることができる病院は?
  12. 胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けるにはしっかりとした心構えを

胎児ドック(胎児スクリーニング)は妊娠初期の11~13週の間から受けられる検査です。それを妊娠初期胎児ドック(胎児スクリーニング)と呼び他の期間では妊娠中期の19~30週の間に受ける妊娠中期胎児ドック、妊娠後期の30週頃に受ける妊娠後期胎児ドック(胎児スクリーニング)があります。

妊娠初期と妊娠中期の胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けて問題が見つかった場合に後期胎児ドックに進む場合がほとんどです。もし、妊娠後期胎児ドック(胎児スクリーニング)から受けた場合は産む選択のみとなります。妊娠中期胎児ドック(胎児スクリーニング)の22週以降でも同じです。環境面や心理面での準備は出来るかもしれませんが、基本的には妊娠初期から受けて検査を進めていくことをお勧めします。

胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査方法

胎児ドック(胎児スクリーニング)は妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期全ての検査においてカウンセリングをしながら超音波診断装置(エコー)を使って行われます。妊婦検診の時と違って慎重に時間をかけて胎児と母体をそれぞれ観察し、異常が無いかを調べていきます。もし、この時点で異常が見つかった場合には次の段階として羊水検査、絨毛検査をすすめられます。

胎児ドック(胎児スクリーニング)の超音波検査(エコー)

胎児ドック(胎児スクリーニング)で行われる超音波検査(エコー)ではどのようなことがわかるのかと言うと、胎児側に成長異常や発育異常が無いかわかることが出来たり、胎児の妊娠週数に応じて脳や骨、四肢などに奇形の問題が無いかを慎重に時間をかけて観察しわかることが出来ます。母体側も見ることが出来るので胎児と母体を繋ぐへその緒に問題が無いか、羊水の量や胎盤の問題もわかることが出来ます。

超音波検査(エコー)は妊娠週数関係なく検査をすることが出来ます。母体と胎児に負担が無いともされ、痛みもないので安心して受けられる検査です。お腹の中で胎児は動いているので検査をしたい部位が見えないこともあったりと、慎重に時間をかけて行う検査となります。この時に性別が確認出来ます。

胎児ドック(胎児スクリーニング)は妊娠時期によって検査内容が変わる?

胎児ドック(胎児スクリーニング)は妊娠初期と妊娠中期、妊娠後期と受ける時期が分かれています。それは、胎児の成長に合わせてわかることが異なるので検査内容が変わるのです。早すぎると胎児の身体が出来ていないため検査が出来ませんし、遅すぎても隠れてしまう危険因子があるため検査が出来ません。胎児ドック(胎児スクリーニング)はきちんと計算されて受ける時期が決まっているのです。

妊娠初期胎児ドック、妊娠中期胎児ドック、妊娠後期胎児ドック、3つの胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査目的、検査方法、検査項目、費用について詳しくご紹介いたします。

妊娠初期の初期胎児ドック(胎児スクリーニング)

妊娠初期の初期胎児ドック(胎児スクリーニング)の時期は妊娠初期の11~13週に行います。検査目的はダウン症、13トリソミー、18トリソミーの可能性を診断します。検査方法はカウンセリングと超音波診断装置(エコー)を使って行います。この時に検査項目のうなじの浮腫、鼻骨形成不全、静脈管逆流、三尖弁逆流、脈拍を慎重に時間をかけて観察し、染色体異常の可能性が無いかを確認し診断します。

費用は病院によって様々ですが、おおよそ2~5万前後とお考え下さい。

(妊娠初期の超音波検査(エコー)については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期のエコー検査(超音波検査)は重要!流れや目的は?体験談多数!

妊娠中期の中期胎児ドック(胎児スクリーニング)

妊娠中期の胎児ドック(胎児スクリーニング)は産む前提として考えている方は22週を超えても大丈夫ですが、なるべく妊娠初期の胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けてから次の段階として妊娠中期胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けることをお勧めします。妊娠新中期胎児ドックの時期は19~30週の間となります。

中期胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査目的は内臓の発達が正常通りのスピードで成長しているかを診断します。妊娠中期になると胎児の成長によって内臓を観察することが出来るようになるのです。胎児の内臓は妊娠初期ではまだ観察出来るまでに成長していませんでした。

検査方法はカウンセリングと超音波診断装置(エコー)を使って行います。この時に胎児側では血流や、内臓や骨の成長に問題が無いかを確認します。母体側では羊水量などの確認をします。(※4)

検査項目は胎児の顔や四肢などの外的な形状や大きさや胎児の脳、内臓、骨格、血管。母体の胎盤、羊水、へその緒、血流などです。費用は初期胎児ドック(胎児スクリーニング)と同じ2~5万前後とお考え下さい。

妊娠後期の後期胎児ドック(胎児スクリーニング)