胎児ドック(胎児スクリーニング)とは?検査内容や費用について

胎児ドック(胎児スクリーニング)って何?どのような検査が行われるの?受けようか悩んでいる方や相談出来ないでいる方がいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは胎児ドック(胎児スクリーニング)とは何か?検査内容や注意点、費用についてを詳しく説明していきます。

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Contents
目次
  1. 胎児ドック(胎児スクリーニング)とは?
  2. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の信頼性は?
  3. 胎児ドック(胎児スクリーニング)のカウンセリングとは?
  4. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の必要性は?
  5. 胎児ドック(胎児スクリーニング)はいつから受けられるの?
  6. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査方法
  7. 胎児ドック(胎児スクリーニング)は妊娠時期によって検査内容が変わる?
  8. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査結果はいつわかるの?
  9. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の注意点やリスクは?
  10. 胎児ドック(胎児スクリーニング)の費用は?
  11. 胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けることができる病院は?
  12. 胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けるにはしっかりとした心構えを

妊娠後期の後期胎児ドック(胎児スクリーニング)の時期は30週頃に行います。妊娠後期になると選択肢は出産の1択となります。なので妊娠後期胎児ドック(胎児スクリーニング)は出産に向けて胎児の経過を観察し、現状をわかることで病院の選択だったり、疾患について調べられたり、事前に準備を行うことが出来ます。

検査方法は超音波診断装置(エコー)を使って行います。検査項目は妊娠中期胎児ドック(胎児スクリーニング)とほぼ一緒で全体的な胎児の状態を観察し、母体の状態も診ます。妊娠後期胎児ドック(胎児スクリーニング)でわかることとして妊娠初期、妊娠中期では確認できなかった脳のしわを妊娠後期になると確認するとが出来るともされています。そして、妊娠中期から胎児、母体に変化が無いかをチェックしていきます。

費用は妊娠中期胎児ドック(胎児スクリーニング)と同じくらいだとお考え下さい。

胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査結果はいつわかるの?

胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けてからその検査結果が出るまではどれくらいの日にちがかかるものなのでしょうか。

検査結果は100%ではない!?

胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査結果は早くて当日に出ます。遅くても2~3日には検査結果がわかりますので他の出生前診断に比べるととても早いです。しかし、カウンセリング枠に空きが無い状況だと空きを確認して数日後に結果を聞きに出直すということもあります。

カウンセリングは必ずと言っていいほど受けた方が良いので焦る気持ちはわかりますが、カウンセリングが受けられる時に結果を聞くことをお勧めします。

胎児ドック(胎児スクリーニング)は非確定的検査であって検査結果は100%ではありません。もし、異常無しと診断されたとしても、あくまで推定ということになります。ダウン症の検出率としては妊娠初期胎児ドック(胎児スクリーニング)で90~95%といわれています。

もし、妊娠初期胎児ドック(胎児スクリーニング)で異常が見つかった場合には羊水検査や絨毛検査という確定検査を行う病院がほとんどです。羊水検査のダウン症の検出率は100%とされており、胎児ドック(胎児スクリーニング)で異常無しと診断されても安心できなくて羊水検査を受ける妊婦さんもいらっしゃいます。

胎児ドック(胎児スクリーニング)の注意点やリスクは?

胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けて検査結果によっては難しい選択をしなければならない場合もあることも頭に入れておかなくてはなりません。人一人の命を左右する決断ですからやり直しはききませんし、冷静に判断しなくてはいけません。その点も含め、心の準備をしっかりとした上で胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けることをお勧めします。

もし、性別や遺伝ではなくたまたま授かった病気など知りたくないことがあれば事前に伝えておきましょう。反対に性別は知りたいという方もいらっしゃいますよね。性別を知りたい方はエコーの段階で性別はわかることなので一緒に診ることも出来ます。

検査結果を聞くにあたって

胎児ドック(胎児スクリーニング)の検査結果を聞くにあたって注意点があります。まず、検査結果は100%ではないということです。ダウン症の場合だと、90~95%と確率は高いですが100%ではありません。他の疾患や病気にも絶対に気付くという保証は無いのです。それを踏まえた上で検査結果を聞き、理解してください。

性別についてですが、胎児ドック(胎児スクリーニング)を受けてわかることの中に性別があります。ここで性別は知りたくない方もいらっしゃることでしょう。性別は知りたくないと事前に伝えていれば性別を知らせることはありません。知らせてほしくないことがある場合は事前に伝えておきましょう。

(性別については以下の記事も参考にしてみてください)

胎児の性別の判断はいつからつく?間違いもある?エコー写真で見分け

痛みや流産などのリスクは?

胎児ドック(胎児スクリーニング)に関しては痛みや流産の可能性は0に等しいといわれています。確定検査の羊水検査や絨毛検査は痛みや流産のリスクを伴うともいわれている反面、胎児ドック(胎児スクリーニング)はリスクが少ない分、受けやすい検査といわれています。

(流産については以下の記事も参考にしてみてください)

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