妊娠初期は貧血を起こしやすい?症状は?原因と対処法!体験談も
【医師監修】妊娠初期はお腹の赤ちゃんを育てるために、ママの体は目まぐるしく変化します。急な体の変化に対応できず、体調を崩してしまうママもいるでしょう。貧血も妊娠による体調不良のひとつです。今回は妊娠初期の貧血に着目して、症状や原因、対処法を体験談とあわせてご紹介します。
妊娠するとママは胎盤を形成させたり、お腹の赤ちゃんに酸素や栄養を送るために、多くの血液を必要とします。しかし妊娠初期の母体はまだ十分に対応しきれず、血液から酸素や栄養を運ぶために必要な鉄分が不足しやすくなるため貧血が起こるのです。妊娠中はこの鉄分不足が原因で「鉄欠乏性貧血」という貧血にかかることが多くなるでしょう。(※1)
妊娠初期の貧血の原因【赤ちゃんへ栄養を送る】

赤ちゃんはママの血液で運ばれてきた栄養や酸素を、胎盤を通して受け取ります。妊娠中食事などで得た栄養は、まず赤ちゃんに与えられるのでママ自身の元には届きません。そのため、ママの栄養を運ぶ鉄分が不足して貧血にかかりやすくなるのです。
妊娠初期の貧血の原因【血液の変化】
妊娠すると赤ちゃんとママ、ふたり分の栄養が必要ですよね。そのため酸素や栄養の受け渡しが行われるママの血液は、ふたり分の栄養供給に対応するため変化していきます。しかし、母体が血液の量を増やしても、酸素を運ぶヘモグロビンという成分が足りません。そのため酸素が運ばれず、酸欠状態が続くと最終的に「貧血」として診断されてしまうのです。
妊娠初期の貧血の原因【妊娠初期のつわり】

妊娠するとつわりに悩まされ、十分な食事をできず、栄養が偏ることで貧血になる場合があるでしょう。特に葉酸やビタミンB12が不足すると「巨赤芽球(きょせきがきゅう)性貧血」という貧血を引き起こしてしまいます。妊娠初期はつわりで苦しい時期です。なかなか思うように食事ができない日々もあるでしょうが、なるべく早い段階で貧血の対策をしていけるといいですね。
(妊娠初期のつわりについては、以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠初期の貧血でお腹の赤ちゃんに影響が出る?

妊娠初期の貧血で気がかりなのは、お腹の赤ちゃんへの影響ですよね。何かあったらと心配してしまいますが、基本的に妊娠初期の貧血のせいですぐに赤ちゃんに何か起こることはないといわれています。とはいえ貧血をそのままにして倒れるほど重症化させてしまうと、赤ちゃんの成長過程で影響が出る可能性があります。
貧血での赤ちゃんへの影響【妊娠初期の貧血】

女性
30代前半
妊娠初期の血液検査で、先生から「薬を出すほどではないけど、貧血気味だから気をつけるように」と言われた。貧血は妊娠が進んでいくとひどくなると一緒に聞いたから、鉄分が多い食べ物を一杯食べた!
そのおかげか、その後先生からの注意や、薬の処方もなし!気をつけておいてよかったぁ。
軽い貧血であれば、基本的に赤ちゃんへの影響はないとされています。妊娠初期はつわりで大変かもしれませんが、つわりが治まってきたら鉄分中心の食べ物を摂取するなど貧血解消の工夫をしてくださいね。妊娠が進むにつれて赤ちゃんが必要とする栄養は増えるため、貧血が悪化しやすくなります。
貧血での赤ちゃんへの影響【貧血の症状が重い場合】
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