妊娠初期のエコー検査(超音波検査)は重要!流れや目的は?体験談多数!
【医師監修】妊娠初期のエコー検査は、我が子の姿を見ることができる貴重な機会であると同時に、ママのお腹の中で正常に成長しているかを確認する非常に大切な検査です。今回は妊娠初期のエコー検査の必要性と流れを、体験談も取り入れながらご紹介していきます。
妊娠初期のエコー検査の流れ【検査中はどんな感じ?】
経膣超音波検査は、膣に直径約2センチほどのプローブと呼ばれる器具を挿入して検査をおこなうため、少々怖く感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、プローブには潤滑液が付いており、痛みを感じることはほどんどないので安心してください。
また、コンドームを被せて衛生面にも配慮しています。怖いと感じて力んでしまうと、逆に入りにくくなってしまうため、リラックスして臨みましょう。

下腹部より下はカーテンで仕切られており検査の様子は見ることができませんが、医師が見ているモニターと同じ画像を、ママも見ることができます。
妊娠初期のエコー検査の流れ【検査後の注意点】
経膣超音波検査後は、特に痛みが残ることもありませんので、通常の生活を送って問題ありません。ただ、慣れないことで精神的に疲れが出てしまい、気分が悪くなってしまう人がいます。もし何かしらの異変を感じたら、遠慮せずに医師や看護師へ伝えましょう。

特に妊娠初期の妊婦は、流産の可能性が高い時期となります。赤ちゃんのためにも、できるだけ安静にして、ゆっくりと過ごすことが大切です。
エコー写真は、妊婦となった大切な記念でもあるので、大切に持ち帰りましょう。この写真には赤ちゃんの映像の他、BPD(赤ちゃんの頭の大きさ)、FTA(胸郭断面積)、FL(太ももの骨)、EFBW(推定体重)、LMP(最終月経)、EDD(分娩予定日)などが記載されています。見方が分かりにくい場合には、医師に聞いてみましょう。
また、エコー写真は感熱紙という素材でできているため、1~2年経過すると次第に色が消えてきます。スキャニングやスマホなどで写真を撮るなどして保存しておきましょう。
(エコー写真については以下の記事もご参考にしてみてください)
妊娠初期のエコー検査(超音波検査)の目的

なせ妊娠初期のエコー検査が重要なのでしょうか。妊娠初期のエコーの見方にはいくつかポイントがあります。赤ちゃんが映らない場合の危険性も含めてご説明します。(※2)
妊娠初期のエコーでわかるお母さんと赤ちゃんの状態

妊娠4~5週頃には、子宮内に赤ちゃんが入っている胎嚢(たいのう)という袋が、きちんと着床しているかを確認します。子宮の中で赤ちゃんが映らない場合は、子宮外や卵管で着床している可能性があるので注意が必要です。
子宮外妊娠が確定した場合は、卵管破裂など母体への危険性を回避するために、一刻も早く手術をする必要があります。母体と赤ちゃんのためにも、妊娠初期段階でのエコー検査は非常に重要です。

他にも、エコー検査では、赤ちゃんの状態や人数も確認しています。妊娠5~6週頃になると、双子や三つ子などの多胎妊娠も確定することができるのです。医師は、母体と赤ちゃんの状態をみて妊娠週数を割り出し、出産予定日を確定しているのですね。
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