【医師監修】妊娠37週の妊婦・胎児の状態は?もう正産期!体験談・症状・注意点!
妊娠37週は妊娠10ヶ月の臨月に入り1週間が経過した頃です。いよいよ出産も近づき正産期に突入し、赤ちゃんに会えるのももう間もなくとなりました。妊娠37週の妊婦さんや胎児の状態や妊婦さんの身体に出やすい症状を見ていきましょう。妊娠37週の体験談もご紹介します。

妊娠37週目の正産期の体重増加は、難産の原因になることがあります。体重が増えすぎてしまうと、子宮口から産道のあたりにかけて脂肪がついてしまい、赤ちゃんが出にくくなってしまうと言われています。また、胎児も胎盤を通してママの栄養をもらって大きくなりますので、赤ちゃんが大きくなりすぎて巨大児となる心配もありますので体重管理は妊娠中を通して出産まで注意する必要があります。
体重の増加はむくみが原因になっていることもありますので、妊娠中は体重管理と合わせてむくみの解消も行うと効果的です。(※1)
お腹が下がってくると食欲が増すことも

妊娠37週目の正産期になると、胎児が子宮口に向けて下りてくるということでしたが、ママの身体にも影響を与えています。今まで圧迫されていた胃の部分に余裕ができて、後期つわりがおさまったり、食欲が出てきたりします。そのため注意していないと食べ過ぎて体重が増えてしまうこともあります。食べ過ぎは塩分を摂りすぎてしまうことにも繋がり、むくみの原因にもなってしまいます。
赤ちゃんのためにも、妊娠中は食事内容を見直したり、サラダやスープなどから食べるようにして、よく噛んで味わいながら食べるように心がけましょう。
(妊娠中の食事については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠37週からは骨盤チェックがある産院も

妊娠37週目の正産期になると、出産に向けての準備も始まります。初産婦の妊婦さんは骨盤の検査をすることがあります。胎児の頭蓋骨とママの骨盤の大きさを確認し、問題なく赤ちゃんが出てこれるかをチェックします。
児頭骨盤不均衝の可能性をみるため

骨盤の検査によってわかるのが児頭骨盤不均衝です。胎児の頭の大きさとママの骨盤のサイズが合わず、胎児が下に降りられない状態になることを言います。グースマンマルチウスレントゲンで産科的真結合線が10.5cm以下の時、児頭骨盤不均衝の疑いがあると診断されます。
物理的に胎児が出てこれないと判断された場合は帝王切開になることがありますが、児頭骨盤不均衝と診断されても自然分娩できるケースもあります。自然分娩に挑戦し、なかなか赤ちゃんが出てこれなかった際に帝王切開に切り替えるというケースもあります。もし児頭骨盤不均衝と診断されたら、担当医からしっかりとお話を聞いて、ご自身の希望のお産ができるかどうかを確認しておくとよいでしょう。(※2)
妊娠37週に入るとレントゲンを撮ってチェック

児頭骨盤不均衝の検査は、主に骨盤レントゲン検査が挙げられます。そのほか、恥骨の上端を触診したり、超音波検査によって確認することもあります。骨盤レントゲン検査は、前からと横からの撮影をします。金属の装飾やボタンがついた洋服を着ていると着替える必要がありますので、検査日前に確認しておくとよいでしょう。
妊娠37週の胎児の状態は?

正産期の妊娠37週に入った胎児は、身体も大きくなり、生まれるための準備を着々と進めています。赤ちゃんはお腹の中では指しゃぶりをしたりして、おっぱいを飲む練習をしたり、妊娠8ヶ月ごろから続けている羊水の飲み込みを繰り返し、呼吸の練習もしています。
胎児は妊娠37週ごろには子宮口に向けて降りてきており、妊娠9ヶ月のころと比べて動ける範囲も少なくなっているので、胎動は少なく感じたり、弱い胎動に感じたりしますが、少しでも胎動を感じるのであれば問題ありません。
妊娠37週の胎児の体重は2800~3000gまで成長
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