【医師監修】妊娠中の蕁麻疹まとめ!原因と対処法!妊娠初期症状や流産兆候も?体験談も

妊娠中にできてしまった蕁麻疹(じんましん)。原因や対処法はあるの?また、妊娠性痒疹との違いや着床じんましんについても気になりますよね。今回は妊娠中の蕁麻疹の原因や対処法、妊娠性痒疹と着床じんましんについてを画像や体験談を交えてご説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 蕁麻疹(じんましん)とは?
  2. 蕁麻疹の原因は?どんな症状?
  3. なぜ妊娠中は蕁麻疹になりやすいの?
  4. 蕁麻疹と妊娠初期症状の関係
  5. 妊娠中の蕁麻疹は流産兆候にもなる?
  6. 妊娠中に蕁麻疹になってしまったら?対処法まとめ
  7. 赤ちゃんへの影響は?
  8. 妊娠蕁麻疹の予防はできる?
  9. 妊娠中のその他の皮膚症状
  10. 妊娠中の蕁麻疹は身体からのSOSかも!

妊娠中、とくに妊娠超初期から妊娠初期のころ蕁麻疹が出ると、流産やこのまま妊娠を継続できるのか不安になる人もいると思います。ここでは、気になる妊娠中の蕁麻疹と流産についてをご説明します。

妊娠初期の蕁麻疹は流産兆候の可能性も?

上記の体験談のように、妊娠初期・超初期の段階で蕁麻疹を発症し、その後残念ながら流産してしまった人もいます。着床じんましんと同様に妊娠初期・超初期のじんましんと流産の関係は医学的には証明されていませんが、色々な体調の変化が起きやすい妊娠初期・超初期だからこそ、ストレスが溜まり流産に繋がってしまうこともあるのではないでしょうか?

しかし、妊娠中に蕁麻疹を発症しても無事に出産できた人もいます。上記の人は妊娠超初期からの蕁麻疹に悩まされながらも、無事に元気な赤ちゃんを出産しています。妊娠中に蕁麻疹を発症したからといって流産するとは限りません。心配しすぎてストレスを溜めてしまい流産に繋がってしまうことも考えられるので、まずは産婦人科に相談してみるとよいでしょう。

(流産については以下の記事も参考にしてみてください)

流産の種類は?確率は?週数、年齢との関係性について!
妊娠初期の流産の症状と原因は?出血量や基礎体温に兆候がみられる?

妊娠中に蕁麻疹になってしまったら?対処法まとめ

では、実際に妊娠中に蕁麻疹になってしまったらどうしたらよいのでしょうか。なるべく薬を使用したくないという人もいるかと思います。ここでは対処法についてをご紹介します。

患部を冷やす

患部を冷やすことで、痒みの原因となるヒスタミンの分泌が抑えられ、痒みが治まることがあります。患部が熱を持っている場合はすぐに温まってしまうので、冷やしたタオルやアイスノンなどを複数用意しておくとよいでしょう。

我慢せずに受診を

あまりにも症状が酷い場合は、我慢せずに皮膚科医を受診しましょう。赤ちゃんへの薬の影響などを心配して我慢してしまいがちですが、妊娠中であることを伝えれば妊娠中でも使用できる薬を処方してくれます。皮膚科医ではなく産婦人科医で相談することもできます。その場合、処方箋を出してもらえたり皮膚科医を紹介してくれることもあるので、少しでも気になる場合は相談してみましょう。

なるべく静かに過ごす

入浴や運動なので血行が良くなり蕁麻疹が出る場合は、ヒスタミンの分泌を抑えるために安静にしておくことが大事です。その際、患部を冷やしておけば早く痒みを抑えることができます。

薬に頼ることも大切!

妊娠中、とくに初期のころは流産してしまうのではないのかと考えてしまい薬の使用に関して慎重になりますよね。しかし妊娠中でも使用できる薬はあるので、我慢してストレスを溜めてしまうより皮膚科医に相談して薬を処方してもらうようにしましょう。

赤ちゃんへの影響は?