【医師監修】妊娠19週の妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!体重増加の目安は?

妊娠19週に入ると安定期の生活にも慣れたころではないでしょうか。胎動や体重増加など身体の変化もたくさん出てくる妊娠19週目のママや赤ちゃんの状態はどうなっているのでしょう。また、気になる症状や注意点についても体験談を参考に解説します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠19週目
  2. 妊娠19週目の妊婦の様子
  3. 妊娠19週目の胎児の様子
  4. 妊娠19週目になると性別が分かることも!
  5. 妊娠19週目の胎動
  6. 妊娠19週目に起こりやすい症状
  7. 妊娠19週目の体重管理
  8. 妊娠19週目におすすめの運動
  9. 妊娠19週に起こりうる流産や死産
  10. 妊娠19週目も無理せず過ごしましょう

マタニティスイミング

妊娠中のスイミングは運動不足の解消のほか、リラックス効果や出産に向けての呼吸法の練習などさまざまな効果があります。最近では市町村や病院が地域のジムが提携して、助産師や看護師を派遣してマタニティスイミングの講座を開いているところもありますので、チェックしてみるといいですよ。また妊婦さん用の講座は室温や水温の管理もきちんとしてくれますので、安心ですね。

マタニティスイミングの講座ではプールに入る前にメディカルチェックを行っていることがほとんどです。また講座の内容も、妊婦さんにあったエクササイズや呼吸法、水中ウォーキングなどを行っています。全く泳げない人でもしっかり教えてくれるので、安心ですよ。

個人のレジャーとしてプールや海に入るのはおなかが大きくなり足元が見えずらくなるための転倒や、水中にいるさまざまな菌への感染、プールの水や外気による冷えのリスクが伴いますので注意が必要です。

マタニティヨガ

マタニティヨガは妊婦さんにおすすめなポーズをプログラムされたヨガです。肩こりや腰痛、冷えなどの妊娠中におこる症状が緩和されます。また、瞑想によって胎児とコミュニケーションをとることも目的とされています。マタニティヨガはスタジオや個人教室で専用の講座を開いている場合もありますし、専門の本やDVDも多数発売されているので、自宅でも簡単に取り入れることができます。

自宅で自分で行う場合には、ゆったりとした服装で、体調に気を配りながら行いましょう。少しでもおなかが張ったり違和感を感じたらすぐに休憩しましょう。また、ヨガマットを使うと立って行うポーズもすべりにくいですし、関節が痛むのを防いでくれます。妊娠前にヨガをやっていた方は妊婦さんには禁忌のポーズもありますので注意してください。

時間の目安は作らずに、時間のあるときに1つ2つポーズをするだけでも効果的ですよ。どうしてもポーズを取るとおなかが張ってしまう場合には、呼吸法だけや瞑想だけでも取り入れるとリラックスできますし、赤ちゃんとのコミュニケーションもとることができます。

マタニティビクス

マタニティビクスは妊婦さんに一番おすすめの有酸素運動です。妊娠中でもできるエクササイズを基本としたエアロビクスです。全身を使ったプログラムを行うことで、腰痛対策や代謝の向上などを目的としています。他にも体重増加の防止や、出産・育児に向けての体力作り、リフレッシュなどさまざまな効果が期待できます。

女性

30代後半

妊娠中にマタニティビクスを始めようと思いましたが近くでそれをやっているところがなかったことや車も持っていなかったことから、DVDを買って家でおこないました。家だと疲れてもすぐ横になって休めるし、汗をかいても周囲を気にせずシャワーもできるのでマイペースでできるのが良かったです。

マタニティビクスはジムやスタジオの専用の講座で行われているのがほとんどですが、DVDも発売していますので、自宅でも行うことができます。

自宅で行う際は体調に気を配りながら行いましょう。おなかが張ったり、身体に違和感を感じたらすぐに休憩しましょう。

妊娠19週に起こりうる流産や死産

妊娠16週からは安定期といわれていますが「安定期なんてない」とおっしゃるお医者さんもいるほど、妊娠生活はトラブルを伴うことが多いです。確立は低いですが、流産という最悪の事態になってしまうこともあります。未然に防げる場合もありますので、しっかり自分の体調を管理しましょう。

妊娠19週に入っても流産するの?

「流産」とは妊娠22週未満で原因があり、妊娠を継続することができなくたってしまうことをいいます。このうち妊娠12週未満の流産を「早期流産」、妊娠19週目が入る、妊娠12週〜22週未満の流産を「後期流産」と呼びます。

「後期流産」はママ側とトラブルが原因となってしまうことが多く、主なところでは、筋腫が原因で子宮の血流が悪くなる「子宮筋腫」、子宮形に先天的な異常がある「子宮奇形」、子宮頸部を閉じる力が弱く、胎児の成長とともに子宮軽侮が開いてしまう「子宮頸管無力症」、絨毛膜や羊膜が細菌に感染してしまう「絨毛膜羊膜炎」などが挙げられます。

(流産については以下の記事も参考にしてみてください)

流産の種類は?確率は?週数、年齢との関係性について!

流産しないために注意する点