鹿児島の方言&かわいい鹿児島弁まとめ!【動画】で地元民の発言集も!

方言の中でも、太平洋戦争では暗号として使われたこともある、鹿児島弁。あなたは何個知っていますか?よく使う鹿児島弁ランキングTOP20や、かわいい&面白い鹿児島弁をそれぞれランキング形式で、また、鹿児島弁の語尾の特徴や、告白するときに使える言い方もご紹介します。そして、【動画】でガチ地元民の生の鹿児島弁も方言好きには必見です。

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Contents
目次
  1. 鹿児島の方言、何個知ってる?
  2. 薩摩弁は太平洋戦争では暗号として使われた?
  3. 覚えておきたい鹿児島弁の例文TOP20!
  4. かわいい鹿児島弁ランキングTOP10
  5. 面白い鹿児島弁ランキングTOP10
  6. 鹿児島弁は語尾が特徴的?
  7. 鹿児島弁で告白してみた!
  8. 鹿児島出身者が標準語だと思ってた鹿児島弁5つ
  9. 【動画】ガチ地元民の鹿児島弁を聞いてみよう!
  10. 鹿児島弁は魅力がいっぱい

鹿児島弁と言えば西郷どんのような男性的でどっしりとした方言であるイメージがありますが、実はとてもかわいい表現が多くあります。女性がかわいい訛り方で話すと、少しきつい感じの方言が柔らかく優しい感じなります。そんなかわいい鹿児島弁をご紹介しましょう。

かわいい鹿児島弁ランキング10位「あいた~」

標準語の「あ!痛い!」と同じニュアンスで使われる表現です。物質的な痛みと同時に、精神的な痛みを強く表したい時に使われる方言です。「あいた~」は、失敗してしまった後悔の叫びであるようです。

かわいい鹿児島弁ランキング9位「まこて・まこち」

「本当に~」「誠に~」と言う意味に使われる方言です。良い意味でも悪い意味でも使われるでしょう。語尾に何も付かずに「まこてー」と言われた時は「本当に困ったものだ」を意味するようです。「まこてー」とかわいく叫ばれたら誰でも助けたくなりますね。

かわいい鹿児島弁ランキング8位「びんてきた」

鹿児島弁で頭の事を「びんた」と言います。頭に来た時は「びんてきた」と表現します。かわいい女の子とのデートの時間に遅れて「何分待たせると!もーびんてきた!」と言わせないように注意しましょう。

かわいい鹿児島弁ランキング7位「よかにせ」&「よかおごじょ」

「よかにせ」の「にせ」は「二歳」から来ているようです。標準語でも大人になったばかりの男性を「青二才」と呼ぶように、若い男性を指します。ルックスも良い場合も当然「よかにせじゃっど~」と言われますが、おおむね性格が良い事、感じが良い好青年への褒め言葉です。容姿に自信にない男性も「よかにせ」と言われたら素直にありがとうと言いましょう。

「よかおごじょ」も若い女性の褒め言葉です。「おごじょ」の語源は平家物語に出てくる女性を親しみを込めて呼ぶ時に使う、我御前(わごぜ)、御御(おご)(おごう)と読む娘又は妻を意味する言葉から来たという説があります。「よか」は短くても最高の褒め言葉のようです。

かわいい鹿児島弁ランキング6位「おはん」

「あなた」「お前さん」「あんた」など、相手を呼ぶ時に使います。「あなた様」を意味する「おまんさ」よりは丁寧ではありませんが、親近感のある呼び方です。かわいく「おはん!」と呼ばれたいものです。

かわいい鹿児島弁ランキング5位「ほんならね」

女の子の挨拶の言葉です。「今日はどうもありがとう」と言う気持ちと、本当ならまださよならしたくない時や帰りたくない時に使うようです。「ほんならね」に隠されたかわいい女心を感じます。

かわいい鹿児島弁ランキング4位「あいがとさげもした」

「ありがとうございました」を鹿児島弁の方言で言うと多くに人は西郷どんのイメージから「あいがとうごわす」だと思っているようです。しかし、本当は「あいがとうさげもした」が正式な鹿児島弁の「ありがとうございました」のようです。

「あいがとさげもした」は「ありがとう」+「申し上げた」という意味ですので「ありがとう」の最上級尊敬語として、目上の方に対してはぜひ使いたいものです。しかし、最近の若者達は「ありがとうございました」と感謝の気持ちを表す時は、普通に標準語で「ありがとうございました」と言うようです。

会社員

(30代)

彼女の実家のある鹿児島県に行って、ご両親や親戚の方にご挨拶と結婚の報告をしました。東京出身の僕に彼女のご両親は気を遣って、出来るだけ標準語に近い言葉で話してくれました。

彼女のお祖母ちゃんも挨拶に出てこられましたが、まるで外国語のような言葉で、びっくりしている僕の手を握って「あいがとさげもした」と言われて涙が出てきました。

鹿児島の年配者の間では、最近の鹿児島の若者達の言葉の使い方が凄く軽すぎる事が気になるとも言われているようです。彼らが一番大事にしている感謝の気持ちを表す「ありがとうございました」が「ありがとう~」とそれもフラットであまり訛らず表現されることに、少し寂しさを感じているそうです。

年配者が挨拶代わりに使う「ありがとう」は「ありがて」と言うようです。しかし、若者言葉の「ありがとう~」も時代に合わせた変化であるようです。しかし、語尾がかなり上がる独特のイントネーションの「ありがとう~」も他府県人が聞くと立派な方言に聞こえます。