広島の方言＆かわいい広島弁一覧！【動画】で地元民の発言集も！語尾が特徴的？

「偉い」は広島でも使いますが、方言で使う、「えらい」の方が多いです。しんどい、大変という意味で使います。とてもや非常にという意味もあるので、「えらいえらかったね」と使う人もいます。「とても大変だったんだね」という意味で褒めてはいません。

物がつぶれたとき「へしゃげる」と言います。かわいい言い方の方言ですが物騒な意味ですね。ちなみに自分でつぶすときは「へしゃがす」という言い方に訛ります。

面白い広島弁1位は「～しちゃった」です。これは「～してしまった」という意味ではありません。広島の方言では敬語にあたり「～された」という意味になります。人が来た時に「○○さんが来ちゃったよ」と言います。「○○さんが来られたよ」と敬語で言っているのですが、県外の人が聞くと「来てしまったって迷惑なのか？」と勘違いすることもあります。

広島県外の人が勘違いをしたという話を聞いた体験談です。市役所の人は「お生まれになったのですね」と伝えたかったはずなのに、広島県外の人には「生まれてしまった」と言われたと思い、怒ったという話です。広島ではよく使われる方言ですが、知らない人には勘違いされそうな言い回しになるのは面白いですね。

様々な広島弁の一覧をご紹介してきましたが、広島弁はやはり怖い方言だと思っている人が多いかもしれません。それは、昭和の名作のヤクザ映画などが影響しているのでしょう。しかし、広島は普通の地方都市で怖いことはありません。しかし、確かに広島弁の訛りが強いと怖いと聞こえることがあります。広島弁が怖いと思われている原因はなんなのでしょうか。

広島弁が怖いと感じる理由に語尾が特徴的というのがあるでしょう。怖いと感じる語尾の一覧をいくつかあげてみましょう。

・～じゃ（～だ）
・～じゃろうが（～でしょ）
・～じゃけえのう（～だからなあ）
・～せーや（～してください）
・～んよ　（～ですよ）
・～するまー　（～しないでいよう）
・～なら　（～だ）

などがよく広島の方言につく語尾です。どれも広島では普通に使われていますが、「ちゃんとせーや！」（ちゃんとしなさい！）、「なによーるんなら！」（何を言ってるんだ！）など、注意したりケンカするときにも使える語尾なので、怖いと感じるのでしょう。

広島弁が怖い理由にイントネーションや訛りが強いという理由があるでしょう。広島の方言を使う時は同じ言葉を話すのにもイントネーションが強いというのがあります。