つわりの症状まとめ!妊娠初期以外もある?タイプ別10の対処法!
【医師監修】妊娠初期の症状の一つであるつわり。つわりの症状は妊娠初期だけとは限りません。人によっては産むまでつわり症状に悩まされる人もいます。今回は、つわりに関する症状の数々やつわりを乗り切るための対処法などを、10個のタイプ別に分けて紹介していきます。
その他のつわり症状の対処法【だるさ】
つわり症状に伴って出る症状に「だるさ」があります。急激なホルモンバランスの変化から起こるものがほとんどですが、精神的に疲労を感じる事でだるさが悪化してしまうことがあります。妊娠中のストレスやイライラはお腹の赤ちゃんにも悪い影響を与えますので、なるべくストレスのかからない生活をするように心がけましょう。
妊娠したことでお腹の赤ちゃんをかばうような姿勢になることも、肉体的な疲労によるだるさの原因になります。そのような時には、ストレッチなどの軽い運動で体をほぐしてあげましょう。緊張感で固まった筋肉がほぐれることで、体のだるさが取れていきます。また、軽い散歩などは心身ともにリラックスできるのでおすすめですね。
その他のつわり症状の対処法【食欲減退】
匂いや吐き気によって食欲が出なくなることがあります。食欲がない時には「のど越しの良いもの」「さっぱりした食べ物」を摂ることで食欲増進を促してくれます。トマトや梅干しには食欲増進の効果があり、食欲がでない時でも食欲を増やしてくれる効果が期待できます。生姜などは「体を温める」効果や「吐き気を抑えてくれる」効果もあります。
生姜を上手に食事に取り入れるといいでしょう。そのままでは生姜は食べづらいので、すりつぶして薬味として使うと上手に摂取することが出来ます。
カズヤ先生
産婦人科
つわりの時期には食事は、基本的には消化の良いもの、食べたいと思えるものを、少量ずつで構いませんので、小分けにして取ることが重要です。
近年の研究では、香辛料の入った食事は食欲を増加させる効果があると言われています。
その他のつわり症状の対処法【喉の違和感】
妊娠した時の症状に、喉の違和感を訴える妊婦さんは少なくありません。喉の違和感の原因はよくわかっていませんが、水分不足によるものという説もあります。この場合、喉を常に潤すことで解決します。ただし、過剰に水分をとりすぎるとむくみの原因になります。水分補給は、少量をこまめに飲む事が大切です。
精神的なストレスも喉の違和感の原因になります。ストレスを解消するために、軽いストレッチや散歩をすると良いでしょう。疲れたら無理せず休むようにする事もストレスを溜めない方法の一つです。
つわり症状がひどいときは病気の可能性も?

つわりで食事が摂れないという状況が続くと、体力が消耗し重症化する事があります。重症化してしまうと「妊娠悪阻(おそ)」という病気の可能性が出てきます。妊娠悪阻になってしまった場合には、病院でちゃんと治療を受けなくてはなりません。妊娠悪阻を放置すると意識障害を引き起こし、赤ちゃんに悪影響を与えてしまう可能性があります。
食欲がなく、水分も補給できない状態で「体重の激減」「トイレの回数が減る」などの症状が伴ってきたら「妊娠悪阻」を疑いましょう。さらに悪化して重症になると、脱水症状や飢餓状態になることもあります。妊娠悪阻の兆候を感じたら、すぐに病院で治療を受けましょう。
妊娠悪阻の治療方法
妊娠悪阻の治療は、その症状に合わせて病院が適切な処置をしてくれます。ストレスによってつわり症状が重症になった場合には、そのストレスを軽減させるような治療が施されます。それと共に体重の激減により重症になった体力を改善させるため、点滴で栄養を補う治療も行なわれるでしょう。
強い吐き気やめまいには、薬の投与で軽減させる治療も行われます。このように、妊娠悪阻の症状が、これ以上重症にならないような治療が病院では行われるのです。
カズヤ先生
産婦人科
妊娠悪阻の治療の基本は脱水症状の改善と、嘔気の改善です。
内服加療であれば、吐き気止め、ビタミン剤などを処方されることが多いです。
水分が口から取れなくなるようであれば、点滴によって体内に直接水分を補います。点滴内に吐き気どめやビタミン剤を混注することも多いです。
つわりが急になくなるとどうなる?

妊娠初期中にあったつわりが、いきなりなくなることがあります。そうなると逆に「赤ちゃんは大丈夫なの?」と不安になることもあるでしょう。妊娠初期につわりがなくなる原因はいくつかあります。一つは「稽留(けいりゅう)流産」です。これはお腹の赤ちゃんは亡くなっているのに自覚症状がない流産です。
そのため、検診の時に初めて赤ちゃんが亡くなっていることを知りショックを受ける妊婦さんも多くいます。もう一つは「切迫流産」といい、流産になる一歩手前の状態のことを言います。少量の出血や軽い腹痛が症状として現れます。また、流産ではなく単につわりが終わった場合もありますから、自己判断せずに病院で診察を受けるようにしましょう。
(稽留流産については以下の記事も参考にしてみてください)
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