妊婦の運動はOK?ダメな時期もある?効果は?おすすめの運動5選!

【医師監修】お腹の赤ちゃんのことを考えると、妊娠中に運動していいのか不安になりますよね。これから「妊婦さんがが運動していい時期」「運動するときの注意点」「妊娠中の運動の効果」についてご紹介します。手軽に始められて、妊婦さんにおすすめのエクササイズもありますよ。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊婦の運動はOKなの?
  2. 妊婦の運動 始めるときはこれを守って!
  3. 妊婦中の運動にはどんな効果があるの?
  4. 妊婦さんにおすすめのエクササイズ5選!
  5. 妊娠中の運動で注意すべきことは?
  6. 妊婦が避けるべき運動とは?
  7. 妊婦の運動と流産には関係があるの?
  8. 妊娠中に運動してはいけない場合は?
  9. 妊娠中の運動で心も体も健康に

増田陽子

内科医

気軽にできるストレッチもオススメです。家事や育児の合間に、気持ち良い程度にストレッチを行うとリフレッシュできます。

妊婦さんにおすすめのエクササイズ【散歩】

「散歩でいいの?」と思われるかもしれませんが、姿勢や歩き方に注意するだけで十分なエクササイズになります。散歩をするときのポイントは次のとおりです。これらの点に注意して歩くと、骨盤回りの筋肉を中心に下半身を鍛えることができます。

●背筋を伸ばし、顔を上げ、視線は少し先に向ける
●歩く時は、骨盤回りの筋肉に意識を向ける
●いつもより大股で歩き、着地はかかとから行う


散歩に適した時間は、運動の習慣がない方は15分ほど、慣れてきたら30分~1時間です。妊娠初期からできる範囲で続けてみてください。散歩を始める前は必ず、お腹の張りをチェックしましょう。お腹の張りや体調不良を感じる場合は、無理をせずお休みすることも大切です。お腹の赤ちゃんに話しかけながら、自宅周辺を散策するつもりで楽しく歩きましょう。

妊婦さんにおすすめのエクササイズ【自宅の掃除】

妊婦さんにとって自宅の掃除は、いつからでもできるエクササイズです。特に「ぞうきんがけ」「洗濯物干し」「トイレ掃除」は運動の効果が高く、全身の筋力アップにつながります。窓ふきや階段の上り下りのときも、筋肉を意識してみてください。身体が重く感じる妊婦さんも「掃除と運動で一石二鳥」と考えて、トライしてみましょう。

妊婦さんにおすすめのエクササイズ【スクワット】

スクワットも自宅でできるエクササイズです。スクワットの回数は1セット5回から始めてみてください。妊娠週数ごとに少しずつ増やして、最終的には「1セット10回」「1日5~10セット」のスクワットに挑戦してみましょう。スクワットは、出産に必要な下半身の筋肉を集中的に鍛えることができます。スクワットをするときは、次のことに気をつけてください。

●上半身をまっすぐに保し、背筋を伸ばす
●足先を外側に向け、足は肩幅に広げる
●腰をゆっくり両足の間に落とす
●腰を落としたまま数秒間静止し呼吸する
●腰をゆっくり上げ、立ち上がる




増田陽子

内科医

日本人は骨盤が欧米人よりも細く小さいため、負担も大きくなります。ですので無理のない回数で行いましょう。

(スクワットについては以下の記事も参考にしてみてください)

臨月スクワットで陣痛・安産の対策!効果は?やり方や回数は?動画あり

妊婦さんにおすすめのエクササイズ【マタニティヨガ】

出典:https://www.pinterest.jp/pin/583919907927650467/

妊婦さんに人気のエクササイズに、マタニティヨガがあります。一般的なヨガを、妊婦さんと赤ちゃんのためにアレンジした特別プログラムのヨガです。マタニティヨガには、股関節を開き産道を柔らかくする効果があります。出産に必要な下半身の筋肉も鍛えられるほか、赤ちゃんとのつながりを実感できるプログラムもありますよ。

体を鍛えられるだけでなく、出産時に役立つ呼吸法も学べるのがマタニティヨガの特徴です。そのため、マタニティヨガが安産につながっているとの報告も多くあります。マタニティヨガは一般的なヨガスタジオや産院では、安定期に入ったころから始めることができます。

(マタニティヨガについては以下の記事も参考にしてみてください)


マタニティヨガのやり方を動画で解説!安産効果が?いつから始める?

妊婦さんにおすすめのエクササイズ【マタニティスイミング】