初産の予定日は超過する?早まる?高齢出産の場合など先輩ママの体験談も紹介!

【医師監修】初産が近づいてくると、出産予定日のことが気になります。「予定日より遅れたらどうなるの」と不安にもなります。初産の予定日は超過する?早まる?高齢出産の場合は、などについて先輩ママの多くの体験談やドクターの指摘を交えて説明します。参考にしてください。

( 4ページ目 )
Contents
目次
  1. 出産予定日とは?どうやって予定日は決まる?
  2. 初産の予定日は超過する?早まる?統計をもとに解説!
  3. 初産の予定日は超過する?早まる?【先輩ママの体験談】
  4. 初産の予定日を超過する原因は?
  5. 出産予定日を超過した場合に起こるリスクはある?
  6. 出産予定日を超過した際の【過ごし方・対処法】を紹介!
  7. 【番外編】予定日までに準備すべきものってある?
  8. 初産でも焦らずリラックスして過ごそう!

母体へのリスク

出産予定日を超過すると、母体へのリスクも発生します。赤ちゃんだけでなく母体へのリスクも命にかかわるものがあるため、注意しなければなりません。

具体例として多く挙げられるのが、分娩の際の重度の外傷や出産の流れが進まなくなる「分娩障害」です。また、大きくなり過ぎた赤ちゃんの肩が出てこない「肩甲難産(けんこうなんざん)」や、産後の出血が止まらず続く「弛緩出血」という危険なものもあります。(※2)

(出産の流れについては以下の記事も参考にしてください)

カズヤ先生

産婦人科医

巨大児の分娩で最も危険なのは肩甲難産です。 これは児頭が娩出された後に肩甲が母親の恥骨後面に嵌入し,通常の牽引では児の躯幹が娩出されないため母児双方にとってきわめて危険な状況となる状態です。 マックロバーツなど特殊な体位で対応することもあります。

陣痛から出産までの流れ・平均時間は?初産と経産婦とでは違う?体験談も

出産予定日を超過した際の【過ごし方・対処法】を紹介!

出産予定日を過ぎてもお産が始まらないと、焦りや不安といったネガティブな気持ちを抱えて日々を過ごしてしまいがちですよね。出産予定日を超過した際には、どういった過ごし方をすれば良いのでしょうか?初産での陣痛をベストな状態で迎えられるよう、これから紹介する過ごし方・対処法をぜひ取り入れてみてください。

リラックスして過ごす

出産予定日を超過した際は、できるだけリラックスして過ごすよう心がけましょう。好きな音楽を聴いたりドラマを見たりして、ひとりだからこそ楽しめることをしておくのも良いですね。

「どうしても焦ってしまう」という場合には、考え方を少し変えてみましょう。お腹の赤ちゃんと一緒に過ごせる時間もあと少しだと考え方を変えれば、赤ちゃんがお腹にいる時間が愛おしく感じられます。

適度な運動をする

出産予定日を超過した際には「適度な運動をする」といった過ごし方もおすすめです。大きくなったお腹に負担がかからないよう、適度なウォーキングやヨガなどを楽しむと良いでしょう。そして、骨盤底筋が鍛えられるスクワットを習慣づけておくと、お産での子宮口の開きが良くなると言われています。

「どんな運動をして良いかわからない」という時は、医師や助産師に相談してみるのもひとつの手です。また、自己判断で運動を始めると危険な場合もありますので、医師に許可を得てから体を動かしましょう。

(出産前の過ごし方については以下の記事も参考にしてください)

臨月はいつからいつまで?臨月の過ごし方、内診について!初産の体験談も!

【番外編】予定日までに準備すべきものってある?

最後に番外編として紹介するのが、出産予定日までに準備すべきものです。入院準備、赤ちゃんのお世話、赤ちゃんとの外出のカテゴリ別に、準備しておくと安心なものを紹介します。予定日前後で急な初産を迎えて慌てることのないよう、こちらを参考に準備を進めておきましょう。

入院準備に必要なもの

予定日までに優先して進めておきたいのが、入院準備に必要なものです。貴重品の母子手帳と印鑑、診察券や保険証はポーチや小さめのバッグにひとまとめにすると良いでしょう。時計や筆記用具、赤ちゃんのものなどは産院の備え付けを確認しておくことをおすすめします。

お産に必要な産褥ショーツやナプキン、産後のママのパジャマや授乳用の下着は多めに用意しておきましょう。季節によっては羽織り物もあると安心です。入院中に届けてもらうことが困難な場合には、退院時の服やお金も準備しておいてください。

赤ちゃんのお世話に必要なもの

退院後に赤ちゃんのお世話に必要なもののうち、予定日までに準備しておきたいのがおむつとおしりふき、沐浴用品やスキンケアグッズです。ミルクや哺乳瓶は、産後に母乳の出具合を見てから購入を決めるママもいます。

また、寝具については「焦ってベビーベッドを買ったけど、寝かせると赤ちゃんが泣いて全然使わなかった」という声も多いため、産後の入院中にどういったものを購入するかを考えてみるのもひとつの手です。