妊婦の恥骨痛の原因は?歩けないほどの症状は危険?痛みを緩和する対策法も紹介!
【医師監修】妊娠すると経験したことのない痛みに悩まされます。その一つが恥骨痛です。ひどくなると歩けなくなります。恥骨痛の症状 発症時期、原因、痛みを和らげる対策、座り方・寝方などについて先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて紹介します。参考にしてください。
椅子やソファに座るときは、背中を付けないようにします。妊娠中は疲れやすく、ついだらっと座ってしまいがちです。しかし、恥骨痛が強いときは、背中を付けないように座りましょう。椅子に座るときは膝関節90度、股関節90度のイメージで座ると背筋が伸びます。
正座で座る
床に座るときは、正座で座ると恥骨に負担がかかりにくくなります。しかし、臨月はお腹が重くなり正座をすると足に負荷がかかるため、足がしびれやすくなります。妊娠中は足の上にお尻は乗せず、床にお尻をつけるような正座をしましょう。
正座はつらいけどあぐらの姿勢ならできるという人もいます。あぐらの姿勢は正座より恥骨に負担がかかりやすいですが、背筋を伸ばし肛門をしっかり締めるようにして、両方の足の裏を付けるポーズがおすすめです。
座り続けない
恥骨に負荷がかかるので同じ体勢で座り続けないようにしましょう。時々立ち上がったり、歩いたりストレッチしたりして座り続けることは避けましょう。
妊娠中の恥骨痛におすすめの寝方は?

恥骨痛の症状がつらいときは、寝方にも気を付けましょう。妊娠初期でつわりがある場合や妊娠後期、臨月でお腹が大きい場合など時期と状態でおすすめの寝方も異なります。自分にあった恥骨痛の緩和方法をみつけてください。
横向きで寝る
恥骨痛緩和のために横向きで寝ることがおすすめです。横向きで眠ることで恥骨が締まる体勢をとることができ、痛みも和らぐでしょう。仰向けは自然と骨盤が開く体勢になり、骨盤がずれやすく、恥骨痛の症状がひどくなる場合があるのです。
上半身はうつぶせ気味に
横向きで眠るときは、上半身を少しうつぶせ気味にすると良いでしょう。お腹の重みを軽減して、背筋が過度に曲がってしまうのも防げます。
抱き枕を使う
抱き枕を使って妊娠中の楽な姿勢といわれているシムス体位をとりましょう。抱き枕を使って正しい姿勢や楽な体勢をとることで、恥骨痛が緩和されます。
(抱き枕については以下の記事も参考にしてください)
足の間にクッションを挟む
足の間にクッションを挟むことで、恥骨にかかる負荷を軽減することができるでしょう。
仰向けの時は膝を曲げる
妊娠初期で仰向けの姿勢をとれる場合は、膝を曲げて寝るといいでしょう。骨盤や恥骨の負担を減らすことができます。
カズヤ先生
産婦人科医
膝を伸ばすことで、腹腔も引き伸ばされるので、子宮周りの靭帯も引き伸ばされてしまいます。 膝位を曲げて屈曲位を取ることで、子宮周りの靭帯も緩むので、恥骨痛の緩和も見込めます。
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