逆子体操のやり方のコツは?効果はある?いつから始めるか、原理など詳しく解説!
赤ちゃんが逆子だと心配になりますよね。ここでは逆子体操の原理・効果や、いつから始めるべきかなど詳しく紹介していきます。また逆子体操のやり方のコツを動画で解説、逆子体操をやる際の注意点なども紹介するので、逆子体操でお腹の赤ちゃんを正しい姿勢に戻してあげましょう。
逆子体操とは?原理・効果は?

赤ちゃんはスムーズに産道を通り抜けるため、頭が子宮の方向に向いているのが一般的に正しい状態となります。しかしそれとは反対の位置に頭がある状態を逆子と呼んでいます。(※1)
妊婦健診でのエコーで赤ちゃんが逆子だと言われた方も多いのではないでしょうか。特に妊娠初期や妊娠中期では赤ちゃんもまだ小さいので、羊水の中を自由に動き回り位置も頻繁に変わります。しかし妊娠後期にかけて赤ちゃんの頭が重くなると、逆子の赤ちゃんも自然と子宮口に頭が向いた状態に戻ることがほとんどです。
それでも中には自然に治らず逆子のままとなる赤ちゃんもいます。自然に逆子が戻らない場合には、逆子を治す手助けとなる逆子体操を進める病院がほとんどです。逆子体操は骨盤を動かしてお腹の赤ちゃんが動きやすい環境を整えてあげることで、赤ちゃんを正しい位置へと戻してくれます。
逆子体操の原理と効果

逆子体操は骨盤にはまって動けない状態の赤ちゃんのお尻や足を動きやすい状態にしてあげることで、頭が下向きに戻りやすくなるという原理から考案されたものです。
原理に基づく考え方ではありますが、逆子体操を行ったからといって必ずしも逆子が治るわけではありません。しかし逆子体操を行えば逆子が改善される方がほとんどです。逆子の状態は赤ちゃんにとってもリスクが大きいので、まずは逆子体操に挑戦してみることが大切です。
(逆子対策については以下の記事も参考にしてみてください)
出産予定日まで逆子は危険

逆子体操をしても出産予定日まで逆子の状態が続くと経膣出産の場合はリスクが高まります。そのためほとんどの病院では安全性を考慮して、帝王切開での出産となるでしょう。逆子の状態で経膣出産をする方も稀にいますが、頭が最後に出てくるため骨盤に引っかかり赤ちゃんが低酸素状態となったり、骨折などのリスクが発生します。(※2)
逆子のまま経膣出産をするには熟練の産婦人科医が行うことが前提となるため、これらのリスクがあることを知っておく必要があります。
(妊娠中のリスクについては以下の記事も参考にしてみてください)
逆子体操はいつから始めるべき?

逆子体操をいつから始めるべきなのか気になる方も多いですよね。逆子体操は妊娠30週から妊娠32週にかけて行うのが理想です。妊娠30週までのお腹の赤ちゃんは大きさも小さく、子宮内を自由に動いているので、逆子体操をして正しい位置に戻してもまた逆子になる可能性もあります。
また妊娠32週を過ぎると赤ちゃんも子宮内を自由に動けるスペースがなくなるほど大きく成長し、羊水も少なくなるので位置が固定されていきます。そのためこの妊娠30週から32週にかけて逆子体操を行うのがベストだとされています。
(妊娠30週の妊婦については以下の記事も参考にしてみてください)
逆子体操のやり方のコツを動画で解説

逆子体操のやり方には何種類かあります。ここでは逆子体操の種類とそれぞれのやり方やコツについて、動画を使って紹介していきます。いろんな姿勢での逆子体操があるので、無理のない程度でできるやり方で逆子体操をしてみましょう。
逆子体操【胸膝位(きょうしつい)】
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