出産予定日を超過しても陣痛が来ない!誘発分娩で出産する時の流れは?

「出産予定日を超過しても陣痛が来なかったらどうなるの?」と不安になっている妊婦さんはいませんか?この記事では、出産予定日を超過すると起きる問題をはじめ、出産予定日を超過する原因、誘発分娩での出産の流れについてご説明します。出産予定日を超過させないための過ごし方や、陣痛を促す6つの対処法、出産予定日を超過したママの体験談もご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

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Contents
目次
  1. 出産予定日を超過するとどんな問題があるの?
  2. 出産予定日を超過してしまう原因
  3. 出産予定日を超過…誘発分娩での出産の流れは?
  4. 出産予定日を超過させないための4つの過ごし方
  5. 陣痛を促す6つの対処法
  6. 出産予定日を超過しても陣痛が来なかった…【ママの体験談】
  7. 出産予定日を超過しても、気にしすぎないで!

妊婦さんと医師が相談し合って誘発分娩が決定したら、まずは出産の日時を検討します。その際に誘発分娩で使用する促進剤についての説明も受けることになるでしょう。出産日時が決まれば、誘発分娩に向けての体調管理のことも考慮した入院日を医師が提案します。基本的には出産日時の数日前となるケースがほとんどです。

また、誘発分娩の日時が決定していても、それまでに陣痛が起きればそのまま自然分娩でのお産を進めるかたちになります。

2. 誘発分娩での出産の流れ【陣痛促進剤の服用・投与】

出産日当日、妊婦さんや赤ちゃんの状態に問題がなければ陣痛促進剤の服用・投与をおこないます。使用される陣痛促進剤は内服錠剤の「プロスタグランディンE2」もしくは点滴の「オキシトシン」「プロスタグランディンF2α」です。錠剤と点滴のどちらを使うかは、医師が妊婦さんの状態から判断します。不安なことがあれば、医師に確認しておくと良いでしょう。

陣痛促進剤を使用するにあたって医師から細かい説明を受けたら、妊婦さん自身と家族が承諾したことを証明する同意書を提出します。

3. 誘発分娩での出産の流れ【バルーンなどで子宮口を開く】

子宮口の状態によっては、陣痛促進剤のみではなかなかお産が進まないこともあります。その際には拡張バルーンや「ラミナリア」などの拡張剤を使って子宮頚管・子宮口を広げることになるでしょう。かなりの痛みを伴うケースが多くみられますが、この処置をとることでお産も次の段階へと進みます。

ただ、あまりにも陣痛促進剤の効果がみられないようであれば、一度誘発分娩を中断して別日に再度実施する可能性があることも頭に入れておかなければなりません。

4. 誘発分娩での出産の流れ【子宮口が全開になれば分娩台へ】

子宮口が全開になれば、産院での自然分娩と同様のかたちで出産します。分娩台に上がるか、フリースタイル分娩であれば希望の姿勢で出産を迎えることになるでしょう。

陣痛促進剤を服用・投与して本陣痛が起こり、出産が終わるまでの時間は個人差が非常に大きいものです。基本的には初産で15時間程度ですが、数時間で終わったり20時間を超えたりするケースも少なくありません。また、促進剤を使ってから本陣痛が起こるまで、数日かかることもあります。誘発分娩と自然分娩にかかる時間との差はないと考えておいてくださいね。

(出産までの流れについては以下の記事も参考にしてみてください)

陣痛から出産までの流れ・平均時間は?初産と経産婦とでは違う?体験談も

出産予定日を超過させないための4つの過ごし方

ここまで、出産予定日を超過することについて説明してきました。そのなかで「出産予定日を超過しないようにするには、どう過ごせば良いの?」と疑問を感じた妊婦さんもいるのではないでしょうか?

そこで、ここからは「出産予定日を超過させないための4つの過ごし方」をご紹介します。出産予定日までに陣痛を迎えられるよう、ぜひ自分に合ったものを生活に取り入れてみてくださいね。

1. 出産予定日を超過させないための過ごし方【体力づくりをする】

出産予定日を超過させないための過ごし方としては、体力づくりをすることが挙げられます。「体力が落ちていると、陣痛が起こりにくい」とされているため、陣痛を迎えるための体力をつけておくと良いですね。産院で医師に許可を得たら、マタニティヨガやウォーキングなどの運動をしてみましょう。

また、臨月で体力づくりのために外出する際には、急に陣痛が起こることも考慮しておく必要があります。外出時には母子手帳を持参しておき、夫や実母・義母と一緒に行動すると安心です。

(臨月の運動については以下の記事も参考にしてみてください)

【助産師監修】臨月の運動は安産に効果的!おすすめの運動を動画で!

2. 出産予定日を超過させないための過ごし方【リラックスする】

リラックスして過ごすことも、出産予定日を超過させないために重要なポイントだと言えます。妊婦さんが不安や緊張でいっぱいの心理状態だと、体が出産を始めるサインを出しづらくなりがちです。趣味を楽しんだり、ゆっくり昼寝をしたりとのんびりできる時間を作ってみましょう。実母や義母、夫など家族と将来の育児について楽しみながら話すのも良いですね。

先輩ママ(妊活経験有)

20代後半

予定日が近付くと、なんだか緊張しちゃって。初産だから不安もあるし。でも義母が「力が入りすぎてると産気づかないわよ」って言うから、できるだけリラックスしようと思って。読書したり、好きな音楽聴いたりしてのんびり過ごしてる。

「実母や義母と話して出産に向けてのアドバイスをもらい、肩の力を抜くことができた」という妊婦さんもいます。実母や義母との関わりがストレスになるようであれば、ひとりでリラックスして過ごす時間を優先すると良いでしょう。