妊娠初期に自転車は乗ったらダメ?流産への影響は?乗るときに気をつけることも!

【医師監修】自転車は便利です。生活に欠かせない妊婦さんも多いでしょう。ただ、妊娠初期に自転車は乗ったらダメなのでしょうか。流産への影響、乗るときに気をつけることなどについて、多くの先輩ママの体験談やドクターの助言を交えて説明します。ぜひ参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 妊娠初期に自転車は乗ったらダメ?
  2. 妊娠初期に自転車に乗るリスクは?
  3. 妊娠初期に自転車に乗ると流産になる危険性が高まる?
  4. 妊娠初期に自転車に乗る場合の注意点
  5. 妊娠超初期に自転車に乗ってしまっていたらどうする?
  6. 妊娠初期に自転車に乗ってた?〜先輩ママの体験談〜
  7. 妊娠初期の自転車…安全に気を付けて!

妊娠25週目

(30代前半)

妊娠初期の頃は普通に自転車に乗っていましたが、サドルはかなり低くしていました。両足がべったり地面につくくらい。普段はもっと高くしてたから最初は乗りにくかったけど、安全には変えられないです。

妊娠10週

(20代後半)

妊娠初期の間は自転車に乗り続ける予定なんだけど、小さいサドルは良くないんだって。元々自転車についていたサドルが小さくて固かったので、それより大きくて柔らかいのに付け替えた。乗り心地が良くなって嬉(うれ)しい。

妊娠初期に自転車に乗るなら【ハンドルの位置を高くする】

自転車のサドルの位置と同時に調整したいのが、ハンドルの位置を高くすることです。妊娠初期に自転車に乗ることのリスクとして、猫背のような姿勢で乗ると骨盤に歪みが出る可能性があると紹介しました。このリスクを軽減させるためには、自転車に乗る姿勢を直立に近づける必要があります。

ハンドルを高めに設定すると、自然と背筋を伸ばして自転車に乗ることができるようになります。高くしすぎると運転しにくくなるので、サドルに座った時、背筋がぴんと伸びる程度のちょうど良い高さを探してみましょう。

妊娠初期に自転車に乗るなら【平らな道を選ぶ】

妊娠中に自転車に乗る場合は、平らな道を選んで走るということも大切です。上り坂は腹圧がかかりやすいですし、下り坂は思わずスピードが出すぎて止まりにくくなるため危険です。段差がある道やデコボコした道は、振動がお腹への刺激になることが考えられるでしょう。側溝脇や、車道と歩道の間の段差では、タイヤがとられて転倒するおそれがあります。

少し遠回りになってしまっても、坂道や段差のある道は避け、舗装された平らな道を選んで走行することが安全に繋(つな)がります。どうしても坂道や段差を通らなければならないときは、一度自転車から降りて、押して進むと安心です。

(妊娠初期の運動については以下の記事も参考にしてください)

新米ママ

(20代前半)

自転車がないとほぼ生活できないような地域に住んでいるので、妊娠初期も自転車には乗っていました。

色々注意したことはあるけど、私が一番気をつけたのは走る道。アスファルトがきれいで、がたがたしなくて、坂道がない場所を選んでいました。普段より回り道になっちゃったけど、良かったかなと思います。

妊娠29週

(30代前半)

妊娠初期は自転車に乗っていましたが、段差は危ないと思って、どんなに小さな段差でもいちいち降りていました。特に私の住んでいる所は歩道と車道の間に段差があるので、道路を横断するときは自転車を押して歩きました。

妊娠初期に運動はしていい?どれくらい?おすすめの方法と注意点!

妊娠初期に自転車に乗るなら【いつでも止まりやすいスピードにする】

いつでも止まりやすいスピードにしましょう。自転車のスピードを出しすぎないことも重要な注意点の1つです。妊娠初期は注意力が散漫になりがちなので、いざというときの判断がしにくくなっています。すぐに止まれないスピードは大変危険です。

また、自分は十分に気をつけていても、横から他の歩行者や自転車が飛び出してくるというトラブルに遭う可能性もあります。スピードが速い中での急ブレーキは、ママの身体への負担が大きくなってしまいます。

いつでも止まりやすいスピードにすることで、万が一転倒をしてしまったときでも、衝撃を和らげることができるでしょう。信号が赤になりかけた際にも、急いで渡りきろうとせず、次に信号が青に切り替わるまで待つことが大切です。落ち着いて安全に自転車に乗るために、通勤や外出の際には時間に余裕を持って動きましょう。

先輩ママ

(30代前半)

普通の時もだけど、妊娠中は特に自転車でスピード出しちゃだめ!危なすぎる。妊娠初期の知り合いが事故を起こしてヒヤヒヤした。幸い何事もなかったけど、どうしても乗るならゆっくり走った方がいいと思う。

主婦

(30代後半)

妊娠初期は自転車乗ってました。普段から考えると亀のように遅い速度で。時間がかかるので、妊娠前よりも数十分早く家を出るようにして、余裕を持って行動できるようにしました。急ぐと危ないですからね。

妊娠初期に自転車に乗るなら【動きやすい服装、履物を選ぶ】

自転車に乗る時は、動きやすい服装、履物を選びましょう。妊娠中の服装はゆったりしたものを選ぶことが多いですが、ロングスカートやヒラヒラとしたワイドパンツは、走行中にタイヤに巻き込まれるおそれがあります。自転車に乗ったり降りたりする際に動作がしにくくなるという影響もあるので、窮屈にならない程度に足にフィットした服装にすると良いでしょう。

履物は、サンダルなどの脱げやすいものはNGです。足にぴったりのスニーカーがおすすめです。スニーカーを選ぶ際、靴底が滑りにくいかどうかを忘れずに確認しましょう。滑りやすい靴底だと、走行中に足がペダルから外れてしまったり、停止するときに転倒しやすくなったりすることが考えられます。

ヘルメットの着用もおすすめです。万が一のとき、お腹は無事でもママの頭が強打されては大変です。ヘルメットを被ることで車の運転者に存在をアピールでき、事故の防止に繋がります。ヘルメットは恥ずかしいと思うかもしれませんが、表面が布で私服に馴染みやすいヘルメットもあります。ひさしのあるヘルメットなら、日焼け対策もできます。

妊娠10週

(20代前半)

スニーカーだから大丈夫と思っていたら、滑りやすいスニーカーだった。自転車に乗ったとき、ペダルの上で足が滑った。ヒールがなければ安全というわけではないみたい。靴底が滑らないスニーカーを買って帰った。

妊娠初期に自転車に乗るなら【悪天候の日や暑い日は控える】

悪天候の日や暑い日は、自転車に乗るのは控えましょう。雨の日は、道路が濡れて滑りやすい状態になっています。風が強いとハンドル操作がしにくく、ふらふらしやすくなっています。いずれも転倒や事故のトラブルに遭う危険性が高いです。もちろん、雨の日の傘差し運転は絶対にやめましょう。

強風といえば、天候は良くてもビル風が強いという場合があります。住んでいる地域でビル風が起こりそうなポイントはあらかじめチェックしておきましょう。その地点に差し掛かったらスピードを落としたり一度自転車から降りたりすることで、思わぬトラブルを防ぐことができます。

また、暑い日も自転車の運転は避けた方がいいでしょう。暑い日は体力を消耗しやすく、体調を崩したり、疲れで集中力や判断力が落ちたりしてしまうからです。妊娠中に自転車に乗るときは、午前中や夕方など気温が低い時間帯を選びましょう。

妊娠12週

(20代後半)

妊娠初期の自転車、雨が上がった後も地面が乾くまでは乗らない方がいいです。雨が止んだからと思って自転車でスーパーまで行きましたが、別の人がスリップしているのを目撃してしまい…。怖くて帰りは押して歩きました。

妊娠初期に自転車に乗るなら【長距離、長時間の運転は避ける】