逆子はツボ押しで治す？やり方は？よく効く至陰・三陰交の場所も紹介！

「逆子」とは、どんな状態なのでしょうか？ふつう、胎児は逆立ちするような状態でママのお腹の中にいます。ところが、逆子になると頭が上を向いているので、出産の時に赤ちゃんを産むのが大変になってしまいます（※1）。

逆子は産道に胎児の頭が引っかかり呼吸困難や神経を損傷する危険性があるため、多くは帝王切開での出産になります。このため事前に逆子を治したい妊婦さんはたくさんいます。

（妊娠中毒症については以下の記事も参考にしてください）

どうして逆子になってしまうのでしょうか？胎児は大きくなるまで羊水の中で動き回っています。しかし、成長するにつれて動く場所がなくなり、重くなった頭が下がるため頭を下にした姿勢で固定されるのです。しかし、妊婦さんの骨盤が狭くて骨盤の間に頭を入れられない、羊水が多くて体勢が固定できないなどの場合は逆子になる可能性が高いです（※2）。

胎児が原因で逆子になる場合もあります。代表的なものは、水頭症です。水頭症は、胎児の頭に水が溜（た）まってしまう病気です。水が溜まって頭が大きくなると、逆立ちの姿勢になる前に頭がつかえてしまい、上手に回転することができません。

また、子宮の中が狭くなってしまう「双子」や、子宮のスペースがたくさん空いている状態で生まれる「早産」の場合も逆子になる可能性が高いといわれています。

妊娠37～38週頃まで逆子が治らない場合は、妊婦さんと胎児の安全を考えて帝王切開になるケースが多いです。そのため「なるべく逆子を治したい」と思っている妊婦さんは多いです。逆子を治す方法として有名なのは外回転術、逆子体操、鍼灸、マッサージなどです(※3）。しかし、ツボ押しも逆子の治療に効果があると、昔から多くの女性に支持されてきました。

ツボは東洋医学で、気の流れを整えるための特に大切な部分という意味です。東洋医学では、体の中には血管や神経のほかに「気」の通り道があるという風に考えられています。気の流れを作るために大切な場所を「ツボ」と呼び、ツボを押すことで、気の流れや血行を改善して、体の調子を整えることができるのです。

医学的な根拠があるわけではありませんが、お灸や手でツボの位置をしっかり刺激することで、実際に逆子がツボで治ったという女性は多いです。

ツボ押しの効果で気や血の流れが変わると、自然治癒力や代謝が上がるといわれています。妊娠中は、子宮や胎児につながるツボを刺激してみましょう。妊娠中にツボ押しをする場合は、次のやり方を意識してみてくださいね。

ツボの位置はその日の体調などによって変化する場合もあります。子宮や胎児に関するツボを押してみて「痛いけど気持ちいい」と感じる程度の力でツボ押しをしてみてください。

また、妊娠中に押していいツボと押してはいけないツボがあることを忘れてはいけません。

押してはいけないツボとして有名なのは足裏のツボですね。足裏にはいろいろなツボが集まっています。足裏を不用意に刺激しすぎて自律神経を乱し、ホルモンバランスを変えてしまったり、子宮を刺激するツボを刺激して妊娠生活に支障が出てしまうこともあります。

ツボ押しをする時の力加減は、痛いと感じるほどの力でツボを押してしまうことは避けましょう。手でツボ押しをすると力が入りすぎてしまう場合は、道具を使ってみてくださいね。ツボを押す時の道具はゴルフボール、つまようじ、ペン、ドライヤーなどがおすすめです。ツボの位置にドライヤーで温かい風を当てるだけで、血行が改善されるケースも多いです。ぜひ試してください。

（逆子体操のやり方については以下の記事も参考にしてください）