生後1ヶ月からのお風呂の入れ方は?適切な入浴時間・温度は?一人で入れる方法も!

【医師監修】沐浴をしていた赤ちゃんも、生後1ヶ月を過ぎる頃には大人と一緒のお風呂に入れるようになります。今回は、生後1ヶ月からのお風呂の入れ方や、赤ちゃんをひとりで入れる方法など、適切な入浴時間・温度、入れる際の注意点も一緒に確認していきましょう。

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Contents
目次
  1. 生後1ヶ月で沐浴を卒業してお風呂に入れる?
  2. 生後1ヶ月からのお風呂の入れ方
  3. 生後1ヶ月の赤ちゃんを自分ひとりでお風呂に入れる方法
  4. 生後1ヶ月の赤ちゃんの適切な入浴時間・時間帯は?
  5. 生後1ヶ月の赤ちゃんのお風呂の温度は?
  6. 生後1ヶ月の赤ちゃんをお風呂に入れる際の注意点
  7. 生後1ヶ月から大人と一緒にお風呂に入ろう!

ここまで、生後1ヶ月の赤ちゃんとのお風呂の入り方や、ひとりのときの入り方などを確認してきましたが、いかがだったでしょうか。ここからは生後1ヶ月赤ちゃんとをお風呂に入れる際に注意しておきたいことを確認していきましょう。

授乳前後30分は避ける

生後1ヶ月の入浴のタイミングは沐浴のときと同様に、授乳前後30分~1時間を目安に時間を置いてお風呂に入れてあげましょう。ミルクより、母乳のほうが消化しやすかったりと赤ちゃんによって違うので、様子を見ながら調整してあげてください。

大人でも、満腹の食後すぐにお風呂に入るのは避けたいですよね。赤ちゃんも、ミルクや母乳を飲んだ後にすぐにお風呂に入ってしまうと、吐き戻しの原因になります。また血流がよくなるため消化不良の原因となりますので注意が必要です。

体調が悪いときは無理に入れない

赤ちゃんの体調が良くないときなどは、無理にお風呂に入れなくても問題ありません。ただし、生後1ヶ月の赤ちゃんは新陳代謝が活発で、一日でも汚れを放置すると湿疹やあせもなどの原因になることがあります。

お風呂に入れないときには、お湯でしぼったタオルなどで、汚れが溜まりやすい、顔やオムツの触れている箇所、首や脇や手のひらなどを優しく拭いてあげましょう。可能であれば、部分的に洗ってあげることで、清潔に保つことができます。

また赤ちゃんは鼻がとても詰まりやすいです。お風呂で体を温めることで、鼻吸いなどがしやすくなったりもしますので、高熱でない場合は、医師の指導の下、赤ちゃんの体調を見ながらお風呂で体を温めてあげると良いでしょう。

危険なものは周りに置かない

生後1ヶ月赤ちゃんと一緒にお風呂に入る際には、大人の使っているシャンプーやコンディショナーは誤飲の原因となるため、落下の危険のない、手の届かないところに片づけておきましょう。またカミソリなども誤ってケガをする恐れがありますので、注意してください。

しっかりと抱っこして目を離さない

お風呂場は濡れているので、滑りやすく危険です。入る際は、赤ちゃんをしっかりと抱っこして、できる限り目を離さないようにしましょう。湯船に蓋をした上に赤ちゃんを寝かせて待たせることは危険です。赤ちゃんが動いた際に蓋がずれて、赤ちゃんが湯船や床に落ちてしまいケガをすることもありますので注意しましょう。

ママ自身の準備も忘れない

赤ちゃんのお風呂に慣れるまでは、ママ自身のことがどうしても後回しになりがちです。とくにひとりで赤ちゃんを入浴させると、お風呂あがりは髪の毛をドライヤーで乾かすことや、スキンケアをすることもままなりません。

頭はタオルをターバンのように巻いて、体もバスローブなど簡単に身に着けられるものを用意するなど、ママ自身も風邪をひいたり乾燥しないよう工夫しましょう。

(生後1ヶ月の赤ちゃんについては以下の記事も参考にしてみてください)

【生後1ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安、育児の注意点!体験談あり

生後1ヶ月から大人と一緒にお風呂に入ろう!

子どもと一緒にお風呂に入れる時期は、意外と短く貴重な時間です。パパが赤ちゃんとスキンシップをとるきっかけにもなりますので、沐浴を卒業した後はパパも積極的に赤ちゃんと一緒にお風呂に入るようにしましょう。最初はママもパパも戸惑うことが多いですが、楽しいお風呂タイムにするために、入り方の手順をしっかりと確認しておくと安心です。

渡邉恵里

小児科医

お風呂タイムも大切なスキンシップ、語りかけの時間です。安全面に気をつけて、赤ちゃんにとって楽しい入浴時間を過ごせるといいですね。