赤ちゃん・乳児が口内炎になる原因は?病院で治療すべき症状、予防法を紹介!
【医師監修】大人でも痛くて不快な口内炎!赤ちゃんの小さな口に口内炎ができたら、飲食ができず代わってあげたくなってしまいますよね。赤ちゃん・乳児が口内炎になる原因や、診断方法を解説します。病院に行くべき症状や治療法、家でケアする際のポイント、予防法もあわせてご紹介します。
話すことができない赤ちゃんに口内炎ができていることを大人が把握する方法はあるのでしょうか。できるだけ早めに赤ちゃんの痛みを和らげてあげるために、どのような様子や状況に注意をすれば良いのか、赤ちゃんの口内炎の診断方法を見ていきましょう。
授乳や離乳食を嫌がる
口内炎ができて口の中が痛いと、鼻水や咳、腹痛、下痢などの風邪の症状がないのに食欲が低下しミルクや離乳食が口に入るのを嫌がる傾向にあります。痛みで飲食ができなくても内臓は元気なのでお腹が空いて泣きますが、いざ食べ物・飲み物を口に入れると泣いて嫌がる様子が見られるでしょう。
また、痛みで飲み込むことができないのでよだれが多くなることもあります。
口の周りや体に発疹が出ている
口の中は簡単に見えずとも、舌や唇、頬などの口の周りに水泡や発疹ができているときは、1度よく口の中を観察し異常がないか見てみましょう。口内炎の水泡がつぶれるとそこから臭いがすることもあります。また体に発疹が広がっていたり痒がっているときも口内炎を伴う感染症の可能性もあるので対処が必要となります。
口の中を傷つけた
大人でもふとした瞬間に口内を噛んでしまって、そこから口内炎になった経験は誰もがありますね。何でも口に入れる赤ちゃんは口の中を傷つけたり、転んだ拍子に口内を切ってしまうこともあるでしょう。傷ついたところに細菌が入り、それが口内炎になるケースもあるので、赤ちゃんに何があったかの様子を注意して見ていることも大切です。
赤ちゃん・乳児の口内炎で病院に行くべき症状は?治療法は?
赤ちゃんに口内炎ができていることがわかったら、いつどのタイミングで病院を受診すれば良いのでしょうか。また口内炎の対処法や治療法はどのようなものになるのかも知っておきましょう。
基本的に口内炎は自然治癒を待つ
ウイルス性の口内炎、免疫低下による口内炎、外傷でできた口内炎、すべて基本的には1週間程度で治ります。抗生物質が効かないものもあり、他の症状が伴えば対処療法の治療となります。そのため、受診しても口内炎自体は自然に治るまで時間をかけるしかなく、赤ちゃんが痛がるのは可哀想ですが、他に気になる症状がなければ家で様子を見ていても良いでしょう。
こんなときは迷わず病院へ!
そうは言っても他の症状が伴うのであれば、迷わず病院で治療を受けましょう。飲食どころか水分もとれず排尿が少ない場合は脱水症状が疑われます。口の中だけでなく体に発疹が広がり、膿が出たり痒がるなどの症状も重症化しているかもしれません。
高熱で機嫌が悪くぐったりしている場合は、その症状を取り除く対処療法を受ける必要があります。またママから免疫力をもらっている生後6ヶ月までの赤ちゃんに口内炎や発熱が見られるときは、たかが口内炎とは思わず直ぐに受診しましょう。
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