新生児の沐浴はいつまで?お風呂に切り替える際の温度や肌のケアなど注意点も!

【医師監修】新生児の沐浴はいつまでするの?という疑問をはじめ、沐浴を卒業してお風呂デビューする際の注意点を紹介します。実際に経験したことのある心強い先輩ママの【体験談】も紹介しながら、どのようにいつまでに行っていけばいいのか見ていきましょう。

Contents
目次
  1. 新生児の沐浴はいつまでするの?
  2. 沐浴を卒業してお風呂デビューする際の注意点
  3. 沐浴はいつまでしてた?卒業したきっかけは?【体験談】
  4. いつまで沐浴をするかは赤ちゃんの成長に合わせよう

新生児の沐浴はいつまでするの?

沐浴は生後1ヶ月前後まで行うのが目安です。生まれたばかりの赤ちゃんは雑菌感染などの観点から大人と一緒のお風呂に入れません。そのため、ベビーバスなどを用いてお風呂に入れてあげましょう。これを一般的に沐浴と呼びます。その後は、ある程度赤ちゃんの抵抗力も高まることから、大人とお風呂に入ることができます。

ただし、生後1ヶ月というのはあくまで目安なので、健診で医師に確認するのが確実です。また、中にはベビーバスが狭くなるまで半年以上沐浴をつづけるママもいます。新生児期が終われば、いつお風呂に切り替えるかは人それぞれといえるでしょう。

(沐浴については以下の記事も参考にしてみてください)

【動画で解説】新生児の沐浴のやり方は?いつからいつまで?温度や注意点も

沐浴を卒業してお風呂デビューする際の注意点

赤ちゃんが沐浴を卒業したらいよいよお風呂デビューです。その際に注意すべき点を紹介します。

お風呂に入る前に準備を忘れずに

お風呂に入る前に、あとで使うものを準備しておきましょう。たとえば、お風呂上がりに使うタオルや赤ちゃんの着る洋服、保湿ケア用のクリームなどです。これを用意しておかないと、赤ちゃんを抱っこしたままでママやパパは裸でうろうろしてしまうことになります。入浴後すぐ手に取れるよう、お風呂場の外へあらかじめ用意しておきましょう。

温度はちょっとぬるめがちょうどいい

湯の温度は大人の感覚で「ちょっとぬるい」と感じる38~40度が適温です(※1)。赤ちゃんはのぼせやすいので熱すぎる温度には注意が必要です。できれば雑菌の少ない一番風呂へ入れてあげましょう。

(赤ちゃんのお風呂については以下の記事も参考にしてみてください)

赤ちゃんは入浴剤入りのお風呂はダメ?いつからOKなの?注意点は?

入浴時間は短めに

赤ちゃんは大人よりのぼせやすいので、沐浴の時と同様にお風呂に入る時間は短めにして様子をみてあげましょう。長くてもお風呂に入ってから出るまでの時間は10分が目安です(※2)。お風呂で温まった後は、赤ちゃんの水分補給を忘れないようにしましょう。

洗う順番はママが先がおすすめ

赤ちゃんとママが一緒にお風呂に入る際にまず悩むのは、お風呂に入れる手順ではないでしょうか。裸のまま赤ちゃんを待たせることがないよう、考えて入らなければなりません。

おすすめの手順は、洋服を着せたままの赤ちゃんをまず脱衣所などで待たせながら、ママが先に体や髪を洗います。洗い終わったら赤ちゃんの洋服を脱がせ、赤ちゃんと一緒に入り、赤ちゃんを洗って一緒に出ます。赤ちゃんを一人で待たせている時には、こまめに様子を確認するように注意しましょう。

湿疹にならないようよく洗ってあげる

新生児期を過ぎたとはいえ、まだ赤ちゃんの皮膚に湿疹ができやすい時期です。よく洗ってあげて湿疹を予防しましょう。沐浴剤を使用していたママは、これを機にぜひ石けんに切り替えてみてください。首まわりや背中など普段あまり見えないところや、しわで見えにくいところを入念に洗ってあげるといいですよ。丁寧に洗ってあげることが大事です。

渡邉恵里

小児科医

石鹸をしっかり泡だて、優しく手で洗ってあげるのがオススメです。

(乳児湿疹については以下の記事も参考にしてみてください)