【動画で解説】新生児の沐浴のやり方は?いつからいつまで?温度や注意点も
【医師監修】温かい羊水の中で数カ月を過ごしてきた新生児期の赤ちゃんはお風呂が大好きです。しかし、産院で練習した赤ちゃんの沐浴をいざ自宅で、と思うと不安に感じるママも多いのでは?今回は、新生児の沐浴のやり方や注意点を動画と併せてご紹介します。
新生児・赤ちゃんの肌を守る沐浴
赤ちゃんの肌はすべすべの卵肌というイメージがありますが、実はとてもデリケートに出来ています。そのため、皮膚のトラブルを起こしやすいと言えます。そんな赤ちゃんの肌を守るために大切なお世話の一つが沐浴ですね。
新生児の赤ちゃんの肌はデリケート
生後間もない新生児の皮膚の厚さは、大人の2分の1~3分の1といわれています(※1)。皮膚にはウイルスや細菌など有害物質が体に入り込まないよう防御する機能があります。しかし、新生児の肌はバリア機能が未熟ないため、乾燥しやすく少しの刺激で炎症を起こしやすいのです。
生後間もない新生児期の赤ちゃんは、新陳代謝が盛んで汗や皮脂が多く分泌されています。そのため「赤い湿疹」「あせも」「おむつかぶれ」をよく起こします。おむつかぶれは一度なってしまうと治りにくく、悪化しやすいため予防が大切になります(※2)。産後から毎日の沐浴で肌を清潔に保つ事が大事でしょう。
新生児期は入浴ではなく沐浴を
そもそも入浴と沐浴は何が違うのでしょうか。入浴はパパやママと一緒に赤ちゃんが湯船に浸かることを言い、沐浴はベビーバスなどを使って赤ちゃんだけを洗うことを言います。
抵抗力の低い生後すぐの赤ちゃんは、湯船の中の見えない菌やウイルスに感染しやすいと言われています。また、パパやママの体に付いた菌などにも感染する恐れがあります。いつから一緒にお風呂に入れるかというと、生後1か月頃から入浴できるようになるでしょう。産後からしばらくは沐浴するようにしましょう。
お湯の温度は?沐浴前の準備は大切!
沐浴で大切なことは、赤ちゃんの体を洗って清潔にし体調にも気遣うことです。生後すぐの赤ちゃんは、まだ体温調節が上手くできません。お湯が「熱い」とか「ぬるい」という事も言えませんから、お湯の温度には気をつけたいところです。また、湯冷めをしないように着替えの準備を整えてから、沐浴をすることが望ましいでしょう。
赤ちゃんの沐浴前の準備【赤ちゃんの体調】
沐浴前には必ず赤ちゃんの体温を測りましょう。一般的に赤ちゃんの平熱は36.5~37.5度と言われています。体温が低い時や高い時、授乳の前後30分は沐浴を控えましょう。他にも注意が必要な時は以下の通りです。
●下痢や嘔吐をしている
●赤ちゃんの顔色が悪い
●機嫌が悪く泣き止まない
●授乳してもミルクの飲みが悪い
●赤ちゃんの肌荒れが酷い
赤ちゃんの沐浴前の準備【お湯の温度を確認】
沐浴のときのお湯の温度は38~40度です。慣れるまでは湯温計を使いましょう。ベビーバスの7~8分目までお湯を張ります。お湯を準備してから時間が経ってしまうと、赤ちゃんが沐浴する前に冷めてしまいます。お湯が冷めないうちに沐浴できるよう、タイミングを合わせて準備しましょう。
赤ちゃんの沐浴前の準備【おむつや着替えを用意する】
沐浴の前におむつや着替えを準備しましょう。着替えは肌着とベビー服を重ね、袖を通すだけで着られるようにセットしておくと素早く着せることが出来ます。おむつもすぐに履かせられるよう、ママの手の届くところに準備しておきましょう。沐浴後の赤ちゃんをすぐに拭けるようバスタオルは広げておきます。沐浴の際には以下のものも用意しましょう。
●ベビーバス
●洗面器
●湯温計
●ベビー用ガーゼ(2~3枚)
●バスタオル
●沐浴剤
●ベビー石鹸やベビーソープ
●ベビー用綿棒
●ヘアーブラシ
●ベビー服など着替え
●おむつ
●ベビーローションやベビーオイルなどの保湿剤
(ベビーソープについては以下の記事も参考にしてみてください)
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