赤ちゃんは入浴剤入りのお風呂はダメ?いつからOKなの?注意点は?
【医師監修】赤ちゃんは入浴剤入りのお風呂はダメ?いつからOKなの?と迷う方は多いのでは?そこで赤ちゃんに入浴剤を使う「メリット」や「いつから」使ってもいいのかを詳しく紹介!また入浴剤を「選ぶポイント」「おすすめの入浴剤」「注意点」も紹介します!ぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんは入浴剤を使ってもいい?
赤ちゃんの肌はとても乾燥しやすくデリケートなので、保湿剤などを使ってお手入れしてあげましょう。保湿剤の種類はさまざまで、白色ワセリン、ベビークリーム、ベビーオイル、ベビーローションなどがあります。
入浴後は赤ちゃんの肌が柔らかくなるので、保湿してあげるのに良いタイミングです。赤ちゃんの肌に合った入浴剤を使えばスキンケアにもなるので、月齢や肌の状態によって入浴剤を選んであげると良いでしょう。
(お風呂の効果については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃんの肌は大人とどう違う?
赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。赤ちゃんの肌は、大人の肌と比べて大変薄く、2分の1から3分の1程度しかないといわれています。バリア機能もまだ未発達で、皮脂が分泌されていません。
バリア機能となる皮脂膜は、汗と皮脂が合わさり作られます。しかし赤ちゃんの肌は皮脂がとても少ないので、乾燥しやすくダメージも受けやすい状態です。月齢によって赤ちゃんの肌の状態は変化するので、適切なスキンケアをしてあげましょう(※1)。
赤ちゃんに入浴剤を使うメリットは?
入浴剤にはお湯をやわらかくする効果があるので、それにより乾燥しやすい赤ちゃんの肌を保湿できるというメリットがあります。
また、赤ちゃん用の入浴剤には、水道水に含まれる残留塩素を除去したりカルキ抜きができるタイプもあります。ビタミンCやグルタミン酸ナトリウム入りの入浴剤がそれにあたるので、水道水の塩素に刺激を感じる赤ちゃんにはおすすめです。
赤ちゃん用入浴剤はいつから使ってもいい?
生後しばらく過ぎると赤ちゃんの肌は乾燥状態になり、少しの刺激にも敏感になっています。水道水に含まれる「塩素」いわゆるカルキなどが直接赤ちゃんの肌に触れることも刺激になるでしょう。
肌のうるおいや皮脂などが奪われるため、乾燥しやすくなるお風呂上りはバリア機能が弱い状態です。そのため、入浴剤を使って赤ちゃんの肌を保護してあげるといいでしょう。しかし入浴剤の成分によっては赤ちゃんの肌に負担になる場合もあります。
赤ちゃん用入浴剤はいつから?【新生児】
生後28日未満の赤ちゃんのことを新生児と呼び、この新生児期の赤ちゃんは大人と同じ湯船には入れません。新生児のお風呂は、ベビーバスなどを使って沐浴をしてあげましょう。
新生児期には、入浴剤ではなく洗浄を目的とした沐浴剤を使います。沐浴剤は、入浴剤と同じようにお湯に溶かして使用しますが、基本的に新生児期の赤ちゃんの肌に負担にならない成分です。そのため赤ちゃんの肌に残留しても問題ありません。
(新生児については以下の記事も参考にしてみてください)
赤ちゃん用入浴剤はいつから?【生後1か月以降の赤ちゃん】
新生児期から生後1か月が過ぎ、1か月検診で医師から許可が出れば大人と一緒に湯船に入ることができます。生後1か月頃になると、皮脂の分泌が盛んになっていきます。
しかし肌の状態は不安定でバリア機能も弱く、デリケートです。この月齢の頃は、乳児脂漏性湿疹など肌のトラブルが自然に出てくる時期なので、入浴剤が刺激になることもあります。オーガニックや天然成分であっても赤ちゃんの肌に合わないこともあるので、赤ちゃんの肌の状態を見て判断しましょう。
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