母乳量を増やす方法!少ない・急に減った際の対処法9つ!母乳不足のサインも!

【医師監修】母乳の量が少なかったり、今まで出ていたのに減ったと感じたり、母乳を増やす方法を知りたいと感じるママも多いのではないでしょうか。今回の記事では、赤ちゃんが十分な量の母乳を飲めていない時のサインをはじめ、母乳が少ない原因、母乳量を増やす方法を紹介します。

( 3ページ目 )
Contents
目次
  1. 母乳不足の際に赤ちゃんに出るサインは?
  2. 母乳量が少ない原因は?
  3. 母乳量を増やす方法は?
  4. 母乳量を増やすなら、こまめにケアしよう!

水分補給をこまめに行う

母乳の成分のほとんどは水分です。水分不足が母乳の出に影響していることも考えられるので、水分補給はこまめに行うようにしましょう。冷えた飲み物は身体の冷えにつながることもあります。常温の飲み物や温かい飲み物を積極的に摂るといいでしょう。

お風呂で身体を温める

冷えによる血行不良が母乳が少ない・減ってしまった原因になっている場合は、お風呂で身体を温める方法もあります。ゆっくりお風呂に浸かることで身体が温まり、冷えが軽くなる効果が期待できます。お風呂に浸かることはリラックス効果や疲れを取る効果もあるので一石二鳥です。パパに赤ちゃんの面倒を頼み、ゆっくりお風呂に入る時間を作ってみましょう。

締め付けの少ない服を着るようにする

身体を締め付けるような服は血行不良の原因になりがちです。ブラジャーは、おっぱいを締め付けることのないよう、ゆったりと着用できる授乳専用のものがおすすめですよ。ブラジャーだけでなく、締め付けの少ない服を着ることを心がけるといいでしょう。

おっぱいマッサージを行う

おっぱいマッサージは血液の流れがスムーズになるため、母乳の分泌を促す働きがあるといわれています。おっぱいの痛みや張りを感じ、乳管が詰まっているのではと感じた場合にもおっぱいマッサージは効き目があります。

おっぱいマッサージのやり方は簡単です。親指・人差し指・中指を使い乳首をそっとつまみます。つまんだ状態で身体に向かって押し込み、そのまま指に力を加えます。いろいろな向きから行うとより効果的です。

渡邉恵里

小児科医

おっぱいマッサージについては、海外では不要という報告が多数あるものの、経験的に乳管開通やおっぱいのはりを取る事には効果が得られています。助産師さんに相談する機会にもなり、心理的な効果もあるでしょうから、母乳で悩む時の助けの1つとして試してみるのはいいかもしれません。

ミルクと母乳の割合を見直す

ミルクと母乳の混合で授乳をしている場合は、ミルクと母乳の割合を見直す必要があるかもしれません。ミルクは母乳に比べて腹持ちが良く、赤ちゃんがミルクだけで満足してしまうことがあります。母乳を与える間隔が長くあいてしまうと、母乳は増えません。ミルクは最小限にとどめ、なるべくおっぱいを飲ませるようにしてみましょう。

母乳量を増やすなら、こまめにケアしよう!

母乳が少なかったり急に減ってしまったりすると不安になるかもしれません。母乳が少なくなる原因は多々あり、増やす方法も多々あります。母乳の出について考え込むとそれがストレスとなり、今以上に母乳の出に悪く作用する可能性もあります。心に余裕をもって母乳育児に取り組んでみてはいかがでしょうか。

ママだけで抱え込むことがないよう、パパや両親にサポートを頼むことや助産師などに助けを求めることも大切です。あまり母乳の量にこだわらず、のびのび母乳育児を楽しんでみましょう。ママと赤ちゃんが笑顔だと心にも余裕ができ、自然と母乳の量も安定するでしょう。