母乳量を増やす方法!少ない・急に減った際の対処法9つ!母乳不足のサインも!

【医師監修】母乳の量が少なかったり、今まで出ていたのに減ったと感じたり、母乳を増やす方法を知りたいと感じるママも多いのではないでしょうか。今回の記事では、赤ちゃんが十分な量の母乳を飲めていない時のサインをはじめ、母乳が少ない原因、母乳量を増やす方法を紹介します。

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Contents
目次
  1. 母乳不足の際に赤ちゃんに出るサインは?
  2. 母乳量が少ない原因は?
  3. 母乳量を増やす方法は?
  4. 母乳量を増やすなら、こまめにケアしよう!

母乳の量が少ない・減ってしまった原因はママの栄養不足が関係している場合も考えられます。母乳はママの血液からできており、栄養の偏りや栄養不足に陥ってしまうと、十分な量の母乳を生成することができません。育児や家事に忙しいので、手っ取り早いもので食事を済ませることもあり、ママが栄養不足に陥るケースは珍しいことではありません。

ママの水分不足

ママの水分不足も母乳の量が少ない・減ってしまった要因となります。ママの身体に水分が足りないと、優先的に母乳ではなくママに水分が使われます。母乳を作る水分が乏しくなるため母乳の量が減ってしまうのです。

冷えによる血行不良

母乳は血液からできているため、血行不良が起きると母乳の分泌が悪くなってしまいます。育児をしているママが血行不良に陥る原因は「冷え」によるものがほとんどです。身体が冷えていることにより血管が収縮し、血液がスムーズに行き渡らなくなり血行不良を起こします。

乳管のつまり

母乳の出が悪い・急に減った場合は乳管のつまりが原因であることも考えられます。母乳が通る管がつまっていれば、当然母乳は外に出てきません。乳管がつまっているかを知る方法は、おっぱいの張りです。普段に比べておっぱいが張っていたり、痛みがあったりする場合は乳管がつまっている可能性があります。

母乳量を増やす方法は?

母乳が少ない・減ってしまった原因はわかりましたね。その原因をもとに、母乳の量を増やす方法を紹介します。

授乳回数を増やす

母乳の量を増やしたいのなら授乳する回数を増やしてみましょう。母乳の分泌に必要なオキシトシンというホルモンは、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激で分泌されます。赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらえば、母乳を生成する働きが盛んになり、母乳の量を増やすことができるのです。

おっぱいは赤ちゃんが欲しがるだけあげるようにします。たくさん母乳が作られるのは夜間といわれているので、夜中に赤ちゃんがお腹がすいて起きたら、しっかり母乳をあげるようにしましょう。

ストレスをためない生活を心がける

ストレスを抱えていると、母乳の分泌に必要なオキシトシンというホルモンの分泌量が減ってしまいます。母乳の量を増やすためには、ストレスをためない生活を心がける必要があります。ママは育児と家事で忙しい毎日ですが、すこしでもリラックスできる時間を作るようにしてみましょう。

睡眠をとる

夜中の授乳があるため、どうしてもママは睡眠不足になりがちです。睡眠不足も母乳が減る要因であるストレスの原因となってしまいます。母乳の量を増やすためにもなるべく睡眠をとる工夫をしてみましょう。家族にも協力してもらい、たまには家事を手抜きするなどして赤ちゃんとお昼寝する時間を作ってみるのもいいですね。

食生活を見直す

母乳が出ない・減ってしまったときの対策として、食生活を見直すことも重要です。母乳を作るのにはママがしっかりと栄養を摂る必要があります。たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルをバランスよく食べるように心がけてみましょう。

簡単にバランスよく栄養を摂るなら和食がおすすめです。野菜や海草などを使う料理が多いので、バランスよく栄養を摂ることができます。育児や家事が忙しくていろいろ作れない場合は、根菜や海草をたくさん入れた味噌汁を作るのがおすすめです。

(産後の食事については以下の記事も参考にしてみてください)

産後の食事で摂るべき栄養は?摂取目安は?おすすめの食材や注意点も!