妊婦は浴衣を着てもいい?妊娠中の着付け・帯の位置など着方の注意点も!

【医師監修】妊婦さんも浴衣を楽しみたいものです。ただ、用心すべこともあります。改めて妊婦さんは浴衣を着てもいい?着付け、帯の位置など着方、また出掛ける際の注意点などについてドクターの助言も交えて説明します。おすすめの浴衣3選も紹介します。参考にしてください。

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Contents
目次
  1. 妊婦さんが浴衣を着てもOK?いつもの浴衣で平気?
  2. 妊婦さんの浴衣の着付け・着方の注意点
  3. 妊娠中に浴衣を着ていて苦しくなったら、どうすればいい?
  4. 妊娠中に浴衣を着てイベントに行く際の注意点
  5. 妊婦さんにおすすめの浴衣3選
  6. 赤ちゃんに配慮しつつ…妊婦さんも浴衣を楽しもう!

リエ先生

産婦人科医

遠い昔は日本人は着物で生活していました。もちろん妊婦さんでも問題ありません。しかし、私達にとって下駄は日頃から履き慣れていません。転倒しやすくなるため歩く際には気をつけましょう。

(妊娠中の転倒については以下の記事も参考にしてください)

妊婦は転倒に要注意!妊娠中の転ぶ・尻もち予防策は?流産の影響についても解説

プロに着付けをお願いする

浴衣は初めてなど浴衣に慣れていない妊婦さんもいるでしょう。お腹を締め過ぎない着方で浴衣をきれいに着られるかどうか、不安になってしまうかもしれませんね。そんな時はプロに着付けてもらうのもおすすめです。妊娠していることを伝えて依頼すれば、帯を締め過ぎない配慮はもちろん、マタニティでも着崩れしにくい着方で仕上げてくれます。

妊娠中に浴衣を着ていて苦しくなったら、どうすればいい?

気分が悪くなってしまうのが心配、と浴衣をあきらめている妊婦さんもいるでしょう。対処法がわかっていれば、あきらめている妊婦さんも安心して浴衣にチャレンジできるかもしれません。ここからは、妊婦さんが浴衣を着ていて苦しくなってしまった場合の対処法を紹介します。

(浴衣に合うかごバッグについては以下の記事も参考にしてください)

2021*浴衣に合う《かごバッグ》人気20選!しまむら・激安〜ハイブラまで

帯に隙間を持たせる

浴衣を着ていて苦しくなった時はまず、締めている位置をずらせる程度まで、帯を緩めましょう。帯をずらし、苦しくない帯位置を探して調整します。この帯位置なら苦しくない、という締め方がわかったら、不快な状態がおさまるまで涼しい場所で休みましょう。

浴衣の着崩れが心配で帯を緩めたくない、と思う妊婦さんもいるかもしれません。帯位置をずらす程度であれば、浴衣の着崩れはわずかです。安心して、帯を緩めて休んでくださいね。

着崩れした時の対処法を覚えておく

着崩れした時の対処法を覚えておきましょう。帯を必要以上に緩めすぎて浴衣が大きく着崩れてしまった場合でも3つの応急処置を行えば、ある程度着崩れを直すことができます。

●背中の中心を上下にひっぱって襟を直す
●脇から手を入れて身頃をひっぱり重ね直す
●上前の身頃をひっぱり上げて腰ひもや帯に押し込み、裾のラインを直す

慣れていればひとりで簡単にできますので、気分が悪くなるのが心配な場合は、事前に少し練習しておくと安心でしょう。裏ワザとして安全ピンなども持参するのがおすすめです。

腹帯を付けていく

浴衣を着ると動きにくくなる、と心配な妊婦さんには、浴衣の下に腹帯をつけるのが良い方法です。腹帯を付けると重い腹部が支えられ、腰の負担も軽くなって動きやすくなります。冷えから体を守れるのも腹帯着用のメリットです。

使えるマタニティウェアとして、いろいろなタイプの腹帯が開発されています。体調の変化や腹部の張り出し具合によって、最適な腹帯を選びましょう。浴衣用としては、パンツのような形状のマタニティガードルタイプがおすすめです。ずれたりよれたりしないため、快適に浴衣を楽しめます。

(妊婦の腹帯については以下の記事も参考にしてください)

妊婦の腹帯とは?いつから巻く?必要性は?つけるメリットなど効果を徹底解説!

妊娠中に浴衣を着てイベントに行く際の注意点

夏のイベントに浴衣を着て参加するのは特別感があり、心躍りますね。しかし、妊婦さんの場合、いくつか気を付けるべき点もあります。日常生活でのことや事前準備が必要なことなど、イベントに参加する妊婦さんが気をつけるべきことを紹介していきましょう。

イベント前日は体を休ませる