妊婦は浴衣を着てもいい？妊娠中の着付け・帯の位置など着方の注意点も！

イベント前日は睡眠を十分にとるなど体を休ませ　体調を万全に整えましょう。妊娠中はただでさえ何が起こるかわかりません。楽しみで眠れずに夜更かし、などということが無いよう、普段から規則正しい生活をすることが大切です。妊婦さんが体調の良い状態でイベントに参加することが、妊娠時代の思い出をはつらつと楽しいものにするでしょう。

楽しいイベントでも、無理な行動はしないようにしましょう。妊婦さんの体に負担がかかると、お腹の張りなどの体調不良につながる場合があります。花火大会などでの長時間の立ちっぱなしは避けましょう。レジャーシートを持参して座って見られるようにすると良いですね。

夏祭りなどでは長時間の徒歩移動も多くなりがちです。長い時間歩くだけでも妊婦さんの体には負担になります。歩くことがなくても、暑い環境に長時間居続ければ熱中症などの体調不良を起こしかねず、注意が必要です。暑い場所や長時間歩くことはできるだけ避けて、休憩を取りながらイベントを楽しみましょう。

（妊婦さんの夏バテについては以下の記事も参考にしてください）

履きなれた靴を履いていきましょう。残念ながら、マタニティ用の下駄というものはありません。浴衣には下駄や草履を合わせたいものですが、浴衣だけでも普段の服より動きにくく、妊婦さんにはリスクになります。その上、足元まで不慣れな履物では、少しの段差でも躓（つまず）きかねません。

妊娠中の転倒や怪我は赤ちゃんにとって大きなダメージを与えてしまう可能性があり、絶対に避けましょう。浴衣での動きやすさを最優先して、妊婦さんは履きなれている靴やサンダルを履くことをおすすめします。

イベントや祭りなどに出掛ける際は、マタニティウェアや着慣れた衣類など着替えを準備していきましょう。お出かけの最中にひどく気分が悪くなり、どうしても浴衣を着続けていられない。妊娠中なら、そんな場合もあるかもしれません。

着替えがあれば、万が一の体調不良でも、誤って浴衣を汚してしまってもすぐに着替えて対処できます。体調が悪いのに楽で自由な姿勢をとれないのは、とても窮屈で不快なものです。備えを万全にしてイベントを楽しむためにも、必ず着替えは持参するようにしましょう。

妊婦さんの体やお腹の赤ちゃんのためには、人混みの多いところへは行かないようにしましょう。人が密集した場所では、夏風邪などの感染症リスクも高まります。腹部を圧迫されてしまうリスクや、最悪の場合は将棋倒しに巻き込まれる危険性も無視できません。

イベントに参加する場合は最低限、身動きができないほど混雑する場所は避けるようにしましょう。

もしもの時に備えて、母子手帳を持ち歩きましょう。人の集まるイベントでは急に体調が悪くなる可能性や、事故に巻き込まれる可能性もあります。病院で母子手帳を見せれば、妊婦さんであることや現在の体調を医療スタッフに知らせることができ、安心して治療を受けることができます。

浴衣を着たいけど、腹部が膨らんでいる状態で上手に浴衣が着れるか心配、という妊婦さんもいるでしょう。ここからは、妊婦さんでも簡単に上手に着付けられる浴衣を紹介していきます。妊娠中の思い出作りに、浴衣を着て夏のイベントに行きたい妊婦さんは是非チェックしてください。

着崩れしにくい、上と下が分かれたセパレートタイプの浴衣です。腰から下のパーツは巻きスカートのようになっていて、トイレの際も面倒がありません。柄は全部で16種類、サイズは妊婦さんでも余裕をもって着付けられるフリーサイズです。洗濯機で洗えるので洋服感覚で着付けられ、清潔な状態で保管できます。