生後2ヶ月頃から赤ちゃんが笑う理由は?月齢別に笑顔の意味や変化を紹介

【医師監修】赤ちゃんが笑う理由を月齢別に紹介するほか、赤ちゃんが笑うタイミングはどんな時なのかを紹介します。また、生後2ヶ月の赤ちゃんが笑うことと性格との関係性や、生後2ヶ月頃の赤ちゃんから始められる、よく笑う子に育てる方法についても紹介するので参考にしてみてください。

Contents
目次
  1. 赤ちゃんが笑う理由は?
  2. 赤ちゃんが笑うタイミングは?
  3. 生後2ヶ月の赤ちゃんがよく笑うのは、性格も関係している?
  4. 生後2ヶ月頃の赤ちゃんからできる!よく笑う子に育てる方法は?
  5. 2ヶ月の赤ちゃんと一緒に笑おう!

赤ちゃんが笑う理由は?

赤ちゃんに話しかけたりあやしたりしていると、笑顔を見せてくれることもあります。ただ、赤ちゃんは言葉や状況を理解して笑っているとは限りません。実は、赤ちゃんが笑うという行為をするのには、月齢によってさまざまな理由があるのです。まずは、赤ちゃんが笑う理由を月齢別に解説していきます。

1ヶ月

生後1ヶ月頃の赤ちゃんが笑う理由は、周囲の人に愛されるためや、ママやパパの心をつかむためと言われています。ただ、これは人に愛されたいという人間の本能のようなもので、生後1ヶ月頃までの赤ちゃんは無意識に生理的に笑っているので、生理的微笑とも呼ばれているのです。(※1)

また、この生理的微笑が起こるのは、顔の筋肉が動くことで笑っているように見えるためとも言われています。赤ちゃんの意志で笑っているわけではない生理的微笑だとしても、赤ちゃんの笑顔を見れるのは嬉しいですよね。

(生後1ヶ月の赤ちゃんについては以下の記事も参考にしてみてください)

【生後1ヶ月】赤ちゃんの特徴や発育目安、育児の注意点!体験談あり

2ヶ月

赤ちゃんが生後2ヶ月頃になると、無意識に笑う生理的微笑から社会的微笑と呼ばれるものに変わっていきます。社会的微笑とは、赤ちゃんが見たり聞いたり触れたりなどの刺激に反応して笑うことです。この時期になると、赤ちゃんの視力や聴力も発達してくるため、赤ちゃんはママやパパの表情や声を認識しはじめます。(※1)

そのため、生後2ヶ月頃の赤ちゃんは、ママやパパが笑った時のまねをするみたいに笑うようになるのです。ただ、生後2ヶ月頃の赤ちゃんも意識的に笑っているというわけではなく、社会に溶け込む準備を無意識にしている状態だと考えられています。

5~6ヶ月

生後5~6ヶ月の赤ちゃんが笑う理由は、自分の意志によることが多くなってきます。ママが笑いかけてくれたから嬉しい、パパが遊んでくれたから楽しいなど赤ちゃんが感情を表すために笑うようになるのです。

生後5~6ヶ月は、視力や聴力もさらに発達し、少しずつですが言葉も発する時期になります。ただ、言葉ではまだうまく意志を伝えられないため、笑うことで感情や意志を表現しているのでしょう。

赤ちゃんが笑うタイミングは?

赤ちゃんが笑う理由について解説しましたが、実際に赤ちゃんが笑うのはどのような時なのでしょうか?ここでは、赤ちゃんがどんなタイミングで笑うのかを紹介します。

寝ている時

赤ちゃんが笑うタイミングの1つは、赤ちゃんが寝ている時です。寝ている赤ちゃんが笑うのは、生理的微笑の一種だと言われています。早くて生後1ヶ月、遅くても生後2ヶ月頃までの時期に見ることができるでしょう。天使の微笑みのようにかわいらしくて癒されることから、アメリカでは寝ている赤ちゃんの笑顔を「エンジェルスマイル」と呼ばれています(※1)。

あやした時

社会的微笑の時期には、ママやパパが赤ちゃんをあやした時にも笑顔を見せてくれるようになります(※1)。赤ちゃんをあやす時には、ママやパパも笑顔になっていることが多いですよね?赤ちゃんは、その笑顔を見て笑うということを学び、ママやパパのまねをして笑うようになると言われているのです。

また、赤ちゃんをあやす時には赤ちゃんを抱っこしたり手を繋いだりなど肌を触れ合うことも多いでしょう。この触れ合いが、赤ちゃんにとっては安心感を覚えて笑顔になるとも言われています。

笑いかけた時

赤ちゃんに笑いかけた時に、赤ちゃんが笑顔になってくれることもあるでしょう。このことを微笑み返しとも言いますが、主に生後5ヶ月頃から見ることができます。生後5ヶ月頃になると、赤ちゃんは自分の意志で笑うようになるので、ママやパパが笑いかけてくれたことが嬉しくて、その感情を伝えるために笑顔を見せてくれているのでしょう。