臨月のおしるしとは?色や量などの特徴は?続くと出産が近いってほんと?

【医師監修】臨月になると「おしるし」という言葉をよく耳にしますよね。初めて出産を迎える方は耳慣れない言葉に不安と疑問を感じるかもしれません。そこで臨月に起こるおしるしとは何なのか。色や量、続く期間、おしるしが続く時の出血についてや、おしるしを含む出産の兆候をご紹介します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. 臨月に起こる「おしるし」って何?
  2. 出産直前の臨月、おしるしは続く?前兆はあるの?
  3. 出産直前の臨月におしるしがおきるタイミング
  4. おしるしが続くのが心配な時は
  5. いつまで続く?臨月に起こるおしるしと出血の違い
  6. 出血が続くと疑われる胎盤剥離とは
  7. 臨月に起こるおしるし以外の出産兆候
  8. この兆候が続くなら出産間近
  9. 臨月で健康的な出産をむかえよう

初産や経産婦でのおしるしが起こるタイミングに違いがあるかどうかも気になるところですよね。

【臨月】初めての出産の場合

多くの初産では、前駆陣痛後におしるしがあります。タイミングには個人差があり、臨月に入ってから腰痛が酷くなることがあり、このタイミングでおしるしがある方もいます。同様におしるしがいつまで続くのかもバラバラです。

前駆陣痛もおしるし同様、本陣痛のすぐ前だったり、1~2週間前と個人差がみられます。どのタイミングで来ても大丈夫なように、予め心構えや用意をするといいですね。

【臨月】2人目以降の出産の場合

予定日6/7です。まだ生まれてませんw
今日おしるし来ましたー!
もうすぐかも?

一方で経産婦さんの場合は前駆陣痛の前におしるしがあります。これにも個人差があり、初産ではおしるしがなくても、2人目の赤ちゃんではおしるしがある場合もありますし、その逆も然りです。

(前駆陣痛については以下の記事も参考にしてみてください)

陣痛の前兆はどんなもの?下痢や腰痛が出る?始まりの痛みはどんな感じ?
陣痛の間隔はどう変化する?測り方や前駆陣痛との違いを知りたい

おしるしが続くのが心配な時は

おしるしが続く期間は人それぞれ違いがあるとは言っても、赤ちゃんが産まれる前に出血が続くのって不安になりますよね。何日もおしるしが続くことに問題はありませんが、痛みや大量の出血を伴う際は、破水や別の原因による出血の恐れがありますので、心配な時はお医者さんにかかりましょう。

リエ先生

産婦人科医

おしるしは個人差が大きく、ない人もいます。量や色も個人差が大きいですが、出血とともにお腹が絶え間なく痛む場合は注意が必要です。陣痛は必ず痛くない時間があります。ずっと痛む場合は病院に連絡して下さい。

いつまで続く?臨月に起こるおしるしと出血の違い

臨月に出血らしきものがあると、おしるしなのかそれ以外の出血なのか判断が出来ず不安な気持ちになりますよね。そこで臨月に起こりうる出血とおしるしとの違いをご紹介します。(※1)

おしるしの特徴

人によって違いはありますが、おしるしは粘液が混じっていたりすることから、「粘り気」があるのが特徴です。人によってゼリー状の塊のようなものが出ることもあります。