臨月のおしるしとは？色や量などの特徴は？続くと出産が近いってほんと？

臨月になり検診の頻度も1週間毎になると、エコー等のほかに内診が行われます（※2）。内診は膣の柔らかさや子宮口の開き具合を確認し問題がないかをチェックするために行われます。その際、どんなに慎重に内診を行っても、デリケートで傷付きやすい膣はささやかな刺激でも少量の出血を起こすことがあります。

内診出血はほとんどの人が最初は「おしるし!?」と思うようですが、前日にグリグリされた…と思い出し、おしるしではなく内診出血だと判断されているようです。

異常出血の場合、おしるしや内診出血との大きな違いは「痛みを伴うか」どうかです。それなりの量の出血があり、腹痛を伴うときは陣痛か異常出血を疑います。陣痛で一定の時間が経っても痛みが引かない、出血の量が多い、お腹がカチカチになり激痛がある場合は、異常出血や胎盤剥離の可能性も考えてすぐに病院を受診することをおすすめします。

（妊娠後期については以下の記事も参考にしてみてください）

出産兆候である「おしるし」とは違う、異常出血の中で特に気を付けておきたい「胎盤剥離」とはどういうものなのか、とても気になりますよね。そこで兆候や、胎盤剥離とは何か、についてご説明します。

胎盤は妊娠12週から15週の間に完成し、胎児に必要な栄養や酸素を送る役目を果たします。赤ちゃんに必要不可欠な胎盤は出産後、15～30分程度で自然と子宮から剥がれ、体外へと出ていきます。しかし、まだ赤ちゃんがお腹にいるにもかかわらず、何らかの原因で胎盤が子宮の壁から剥がれかかることを『胎盤剥離』『常位胎盤早期剥離』と言います。（※3）

胎盤剥離は妊娠32週頃から起こりやすく、最も起こりやすいのは妊娠35週から37週にかけてです。妊娠期間中にお腹が張ることはよくあり、弱い痛みだと胎盤剥離の兆候だとは気づかないことがあります。しかし弱い痛みから、急激な腹痛や持続的な痛みが続く場合は、胎盤剥離の可能性があります。兆候が判りにくく察知するのが困難なのが胎盤剥離の特徴です。

いつもよりお腹が痛い、何か違和感がある、多量の出血があった、血の塊が出てきた、お腹が張ってカチカチに板のように固い時は『胎盤剥離』の可能性があります。すぐに病院を受診するようにしましょう。

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出産前におしるし以外にはどんな症状がみられるのか、気になりますよね。そこで臨月に入ってから多くの妊婦さんが経験している出産兆候をご紹介します。

妊娠期間中にむくみに悩まされている方は多く見られます。臨月になるとお腹の赤ちゃんが大きくなり、様々な部分が圧迫され、これまで以上に下半身の血流が悪くなり、更にむくみやすい状態になります。

ただし、むくみとともに頭痛や倦怠感、めまいなども感じるようでしたら、妊娠高血圧症候群などの病気の可能性もあるので、そのようなときは医師に相談してください。

（臨月のむくみについては以下の記事も参考にしてみてください）