こどもの日（端午の節句）に兜を飾る意味・由来は？誰がいつから用意するの？

兜を飾る場所は、エアコン等の空調が直接当たる場所や、窓際など直射日光があたる場所は色あせの原因になるので避けるようにしましょう。また水回りの近くに置くと湿気を含んでしまい痛んでしまうので、風通しの良いリビングなど、家族が集まる場所に置くのがおすすめです。組み立てる場所に傾斜があったり、不安定な場所ではないかも確認してくださいね。

兜に直接触れる場合は指紋や手汗がつかないように手袋を着用しておきましょう。また、飾っている間も埃がつかないように、羽根ばたきを使って定期的にお手入れをするようにしてくださいね。小さなパーツがある場合は、子供の誤飲に注意が必要です。できれば子供の手の届かない場所に飾れると安心です。

兜の商品によってはない部品もありますが、基本的な飾り方の手順は以下の通りです。

①櫃（ひつ）を安定した場所へ置く。
②佩楯（はいたて）を櫃の前に飾る。
③櫃の中央上に芯木（しんぎ）を立てる。
④芯木の上にふくさを、左右均衡がとれるように被せる。
⑤鍬形（くわがた）を鍬形台(くわがただい）に差し込み、竜頭（りゅうず）がある場合は同じく差し込む。
⑥前立て（まえたて）を鍬形台の中央に差し込む。
⑦完成した鍬形台をふくさの上に倒れないように気をつけながら乗せる。この時に全体のバランスを確認。
⑧正面から見て、左側に弓、右側に太刀（柄が下を向くように）を置く。

以上が正しい飾り方の手順になります。毎年飾る際に場所を忘れてしまわないように、写真を撮って一緒に保管しておくことをおすすめします。

こどもの日のお祝いが終わったら、6月の梅雨入り前には収納するようにしましょう。兜が湿気を吸収すると痛んでしまうので、天気がよい日に片付けるのがおすすめです。

しかし、特にいつまでに片付けなければいけないという決まりはありません。家庭によって片付ける時期は様々です。地域によって片付ける時期も違うので、事前に確認しておくと安心ですね。

一般的には、男の子が生まれたら初節句の際に兜や五月人形・鯉のぼりを飾る風習があります。しかし実際に購入するとなると、収納スペースも必要ですし高価なものなのでどうしようか迷いますよね。ここでは本格的な兜を購入していない家庭の考えと、その場合にこどもの日のお祝いはどうしているのかを紹介します。

端午の節句の飾りには、兜の他に鯉のぼりや五月人形もあり、大きさも様々ですよね。年に1度しか使用しないこともありますし、収納するときも場所を取ってしまいます。鯉のぼりだけでも十分に端午の節句の雰囲気は味わえますよ。

家族にとって思い出に残る日を作りたいということで食事会を開催する家庭もあるみたいです。親族で集まり記念写真を残しておくと、子供が大きくなったときにもお祝いしたことを伝えられますよね。

部屋のインテリアとして端午の節句を味わうのも楽しいですよね。各ご家庭ごとにお祝いの仕方はさまざまです。伝統も大切にしながら、家族に合ったお祝いの仕方が見つかると良いですね。

（男の子の初正月の準備については以下の記事も参考にしてみてください）