【医師監修】妊娠8週目で心拍は確認できる？腹痛や出血は？流産の確率も！

出血と聞くと悪いイメージばかりが先走り、出血=流産と考えてしまいがちですが8週目前後は妊娠期間中を通して出血が多い時期でもあります。妊娠初期に考えられる出血の原因をまとめてみました。

妊娠中のママの約3割は初期に出血を経験していると言われており妊娠中の初期に起こる出血は比較的ポピュラーな事のようです。妊娠超初期と言われている時期にも排卵出血や着床出血と妊娠を思わせる出血があります。これらは特に心配する必要はなく継続する出血でもありません。

妊娠初期は出血の多い時期とお伝えしましたがその中でも心配が少なく妊娠の継続が可能な出血の原因をあげてみます。

ポリープと聞くとなんだか難しい病気のようにも聞こえますが、子宮頚部にできるおできのようなものです。診察次第では妊娠中に切除する場合もありますが経過観察で済む場合がほとんどです。

びらんとはただれているという事という認識だと思います。イメージでは赤くなってジュクジュクしている状態でしょうか。ですがここに出てくる子宮膣部びらんは一般的なただれではなく「子宮膣部がただれているような状態」を指します。この状態は生理中の女性に見られる普通の事です。妊娠中は充血しやすく内診などでまれに出血が起こる事があります。この場合の出血は痛みを伴う事もありませんし、治療する必要もありません。

子宮を包んでいる絨毛膜の外側に血液が溜まっている状態で切迫流産の診断の一つです。少量の出血やお腹の張りなど自覚症状が出る場合もあれば、なにも症状が出ない場合もあります。「流産」という言葉を使いますが妊娠の継続はでき、症状が落ち着くまでは安静にし、家事も選んで行うようにします。

こちらは残念ながら妊娠の継続が困難な出血の原因です。中には出血以外自覚症状のないトラブルもあります。少量の出血でも必ず病院へ行き診察してもらいましょう。