体外受精(IVF)とは?手術の流れやスケジュール!費用や確率は?
【医師監修】高度不妊治療として行われている体外受精には「体外受精って費用がかかりそう」「妊娠の確率はどのくらい?」「治療の流れやスケジュールは?」などの疑問が多く、不安もありますよね。今回は体外受精にかかる費用や、治療の流れとスケジュール、妊娠の確率についてご説明します。
移植方法は細いカテーテルを膣から子宮内に入れ、エコーで子宮の状態を見ながら胚をベストな位置に移植します。処置時間は10分~20分程で、その後病院によってはそのまま横になり30分~1時間程安静の時間を取るでしょう。痛みは伴わない場合が多く、無麻酔で行われます。
体外受精(IVF)のスケジュールと治療の流れは?【妊娠判定日までのスケジュールと治療の流れ】
移植2週間後を目安に妊娠判定が行われます。妊娠判定日までの間もホルモン補充として内服薬を服用したり、膣錠やテープ剤を使用したりするのです。病院によっては中間判定として移植1週間後に採血し、胚が着床しているか確認をする場合もあるでしょう。
(体外受精における移植後の過ごし方については以下の記事も参考にしてみてください)
体外受精(IVF)のスケジュールと治療の流れは?【妊娠判定後のスケジュールとその後の治療の流れ】
血液検査か尿検査で陽性が出て、エコーで子宮内に赤ちゃんの袋となる胎嚢(たいのう)が確認できればめでたく妊娠成立です。胎盤ができる妊娠12週頃までホルモン剤を使用してホルモン補充を続けます。残念ながら妊娠不成立だった場合は、血液中のホルモン値を見ながら医師と次週期の治療内容の相談をすることになるでしょう。
カズヤ先生
産婦人科医
基本的には体外受精でも正常妊娠が確認できれば、以降の経過は通常の妊婦の経過と変わりはありません。 ですので体外受精は産婦人科医の中でも特殊な技術で、どこでもできるわけでは無いですが、妊娠が成立したのちには 通常の産院に紹介されることも多いです。
体外受精(IVF)でかかる費用は?
体外受精を考えた際に、多くの人は治療でかかる費用を心配するでしょう。不妊治療では保険適用とならない事が多く、実際に体外受精でかかる費用のほとんどが自費です。下記でご紹介する体外受精での費用はあくまで目安ですが、ぜひ今後の参考にしてみてください。
体外受精(IVF)でかかる費用は?【事前の検査にかかる費用】
体外受精前には術前検査を行う病院がほとんどです。病院でどの項目の検査を行うかバラつきはありますが、最低限行われるのは血液検査といえます。感染症や卵巣機能測定等の保険が効かない自費の項目もあるので、初回は2万円~5万円かかるでしょう。
体外受精(IVF)でかかる費用は?【排卵誘発剤にかかる費用】
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