体外受精(IVF)とは?手術の流れやスケジュール!費用や確率は?

【医師監修】高度不妊治療として行われている体外受精には「体外受精って費用がかかりそう」「妊娠の確率はどのくらい?」「治療の流れやスケジュールは?」などの疑問が多く、不安もありますよね。今回は体外受精にかかる費用や、治療の流れとスケジュール、妊娠の確率についてご説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 体外受精(IVF)とは?
  2. 体外受精(IVF)はどんな人に向いているの?
  3. 体外受精(IVF)のスケジュールと治療の流れは?
  4. 体外受精(IVF)でかかる費用は?
  5. 体外受精(IVF)での妊娠・出産・流産の確率は?
  6. 勇気を出して体外受精に挑戦しましょう!

体外受精(IVF)での妊娠・出産・流産の確率は?【体外受精での出産の確率】

体外受精では自然妊娠に比べて流産率が高いため、出産率はあまり高くありません。しかし新しい薬の開発などが進み、これから先出産率は高まるともいわれています。現在の年齢別の体外受精での出産率は下記の通りです。

●25歳~29歳:20%
●30歳~34歳:17%~20%
●35歳~39歳:10%~17%
●40歳~44歳:1%~8%
●45歳~:~1%

体外受精(IVF)での妊娠・出産・流産の確率は?【初期胚移植の妊娠の確率】

培養2日目・3日目の初期胚は、Veek分類という5段階のグレードに分けられます。胚の中にある細胞が均等に分割していて、フラグメントと呼ばれる小さな細胞片が少ないものが質の良い胚とされているのです。数字の小さい胚の方が妊娠率は良いといわれており、良好胚と呼ばれるグレード1での妊娠率は20%程です。

体外受精(IVF)での妊娠・出産・流産の確率は?【胚盤胞移植の妊娠の確率】

培養5日目・6日目の胚盤胞はガードナー分類が用いられ、初期胚よりも細かいグレードにわけられます。頭につく数字は孵化状態を表し、後ろにつくアルファベットは内細胞と栄養膜に状態を表しているのです。数字が大きいほど孵化スピードが進んでおり、アルファベットは「A」がついているものが状態の良い胚を表します。

● AA、AB、BA妊娠率:50%前後
● BB妊娠率:30%前後
● BC、CB胚盤胞の妊娠率:25%前後
● CC胚盤胞の妊娠率:5%前後

(着床障害(着床不全)については以下の記事も参考にしてみてください)

着床障害(着床不全)とは?原因と治療法!克服して妊娠した体験談も

勇気を出して体外受精に挑戦しましょう!

ここまでで体外受精のイメージはなんとなく掴んでいただけたでしょうか?体外受精はお金もかかりますし、治療は辛いかもしれません。しかし苦労の末に掴んだ命はとても尊く、その喜びははかり知れないでしょう。ぜひその感動をパートナーとわかち合うためにお互いよく相談し、勇気を出して体外受精に挑戦してみてください。

カズヤ先生

産婦人科医

現在は、その社会的需要からも不妊治療の分野の医学的発展はめざましく、体外受精の技術も飛躍的に高まっています。 各地域で体外受精の可能な施設も増えていっていますので、是非、産婦人科専門医に相談してみましょう。