妊娠中期のお腹の張りの原因は?対処する方法はあるの?
【医師監修】妊娠中期、安定期に入ったのにもかかわらずお腹の張りが頻繁に起こると、心配になってしまう妊婦さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、妊娠中期のお腹の張りの原因、対処法について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!
疲れが溜まっているとき
産休を取るまでの間できるだけ仕事をしておこう、出産後はなかなか旅行に行けなくなるので今のうちに行っておこうと考える妊婦さんは多いはず。安定期に入った妊娠中期に予定を多くいれてしまいがちですよね。その結果知らず知らず疲れが溜まってしまい、お腹の張りを引き起こす原因となっていることがあります。
お腹周りを締め付ける服装やベルトをする
妊娠中期以降、大きくなるお腹に合わせた服装や下着を付けなければお腹が圧迫されてしまいます。骨盤周りの血流が悪くなることで、お腹が張りやすくなってしまうことも。骨盤ベルトや腹帯もきちんと決められた位置で巻かないと、余計にお腹の張りを引き起こしたり息苦しいと感じてしまったりすることもあるので注意が必要です。
性行為をしたとき
安定期に入った妊娠中期から性行為を再開させても問題ありません。しかし、妊娠中の性行為はお腹がが張ってきてしまうことも。性行為で膣や子宮頸部や乳頭に強い刺激を与え続けると、子宮収縮を促すホルモンである「オキシトシン」が分泌されてしまうことが原因です。激しい行為だと出血してしまうこともあるので気を付けましょう。
ストレスによるお腹の張り

妊娠が安定期に入ると同時に、仕事や家族、育児などを頑張りすぎてしまいそれがストレスになることも。ストレスが常にかかっている状態だと、全身の筋肉は緊張して固くなってしまいます。ストレスが原因でお腹の張りを引き起こすことも考えられるので、お腹の赤ちゃんのためにも自分にストレスをかけない生活を心がけてくださいね。
身体の冷えからくるお腹の張り

妊娠期間中はホルモンバランスや自律神経の乱れによって身体が冷えやすくなります。また、妊娠中期から徐々に大きくなるお腹を支えるために骨盤に負担をかけるため、全身への血の巡りが悪くなってしまうことも考えられます。身体の冷えは出産、産後にも悪影響を及ぼすので対処が必要です。
前駆陣痛によるお腹の張り
出産までの予行練習として前駆陣痛がある人もいます。後期に入ると大抵の人は前駆陣痛を経験しますが、妊娠中期からこの前駆陣痛を感じる方もいるようです。不規則に腹痛がやってくるのが特徴です。強い前駆陣痛だと息苦しいほどの痛みがある場合もありますが、前期陣痛では出産には至らないので安静にしていれば治るケースがほとんどです。
(お腹の張りについては以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠中期のお腹の張りは様子見で大丈夫?

お腹の張りは多くの妊婦さんが経験するものですので「安静にしていてすぐに治る」「お腹の張り以外に注意すべき症状がない」場合は様子を見ていても問題ありません。ただ「何度もお腹の張りを感じる」「長時間にわたってお腹が張る」「出血がある」などの場合はすぐに病院を受診してみてもらいましょう。
(妊娠中期の出血については以下の記事も参考にしてみてください)
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