【医師監修】妊娠6週目には出血や腹痛はあるの?心拍は確認できる?

妊娠6週目は産婦人科で胎芽と心拍を確認できる週数になります。多くのママはこの時期のいつもの生理と違う出血やつわりなどで妊娠の可能性に気づきます。妊娠6週目だとママの身体にはどういった変化があるのか、出血や腹痛などはあるのかについてご説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠6週目ってどんな時期?
  2. 妊娠6週目で出産予定日がわかる?
  3. 妊娠6週目の体調の変化
  4. 妊娠6週目の胎児の変化
  5. 妊娠6週目なのに心拍を確認できない?!
  6. 妊娠6週目の出血は異常?!
  7. 妊娠6週目の問題のない出血は?
  8. 妊娠6週の出血の色や量
  9. 妊娠6週目の出血や腹痛からの流産
  10. 初期流産はなぜ起こる?
  11. 妊娠6週目の出血で危険なもの
  12. 妊娠6週目の妊婦さんが気をつけること
  13. 妊娠6週以降は必ず定期的に健診!
  14. 妊娠6週は出血や腹痛に注意しよう

エコーで胎嚢を確認できます。このときの大きさは8〜9mm程度の胎芽と呼ばれる時期ですが、この時期はヒトの重要な器官を形成していく赤ちゃんにとって重要な期間になります。

胎嚢の大きさは?

胎嚢とは赤ちゃんの部屋のようなもので、1日1mmずつ成長するといわれています。妊娠6週目の平均の大きさは14.7mm(最小9.4mm〜最大21mm)になります。初エコーで確認のとれる赤ちゃんの姿が胎嚢になりますので、平均より小さい胎嚢の大きさだと、赤ちゃんは育っているのか心配になると思いますが、胎嚢の大きさも個人差ですのであまり不安なったり心配をしなくて大丈夫です。

妊娠6週になるとエコーで心拍が確認できる!

早いと妊娠6週目には赤ちゃんの心拍を確認することができます。このときに心拍を確認できなかったり胎嚢をエコーでみることができないと心配になりますが、生理不順であったり排卵日の遅れから週数を正確に判断できていないこともありますので、あまり心配する必要はありません。遅い方だと妊娠7週以降に胎嚢の大きさを確認できることもあるようです。

脳ができる!

脳の一部で常用な視床下部ができます。身体の基本的な機能である排泄、体温調節、食事、生殖行為等をコントロールする器官になります。

手ができる!

このときの胎芽は1cm未満の大きさでとても小さいですが、それまでただの突起だった部分から水かきのような手が形成されてきます。このくらいから手足がだんだんと形成され、ヒトらしい形になってきます。

生殖器ができる!

この時期から生殖器が形成されていきます。まだエコーなどで確認してわかるような外性器はできませんが、精巣、卵巣の内性器が形成されていきます。

妊娠6週目なのに心拍を確認できない?!

一般的には妊娠6週目に心拍を確認することができますが、早い人では妊娠5週目で心拍が確認できたり、遅いと妊娠9週目に入ってから心拍確認できることもあります。ですが、妊娠8週目以降に心拍確認できることは非常にレアケースなようです。生理不順や排卵日のずれ等から妊娠週数を数え間違いをしている可能性もありますので、心拍確認できなかったからと焦らず次の健診まで待つようにしましょう。

妊娠6週目の出血は異常?!