【医師監修】妊娠6週目には出血や腹痛はあるの?心拍は確認できる?
妊娠6週目は産婦人科で胎芽と心拍を確認できる週数になります。多くのママはこの時期のいつもの生理と違う出血やつわりなどで妊娠の可能性に気づきます。妊娠6週目だとママの身体にはどういった変化があるのか、出血や腹痛などはあるのかについてご説明します。
6週目の妊娠初期に出血を経験すると流産したと思ってしまいますよね。ですが、この時期出血をしたことのあるママは意外といます。
妊娠6週前後は出血しやすい
妊娠中は膣内や子宮頸部に血流が集まり、うっ血しやすい状態です。なので、普段なら問題ないような性行為や排尿排便の行為などの外的刺激でも出血してしまうことがあります。
この時の出血は少量の鮮明な出血です。拭けばすぐにおさまる程度の量です。しかし、時間が経っても出血が止まらない場合や腹痛の症状がでてきた場合は緊急に受診してください。外的刺激が原因で流産や切迫流産をした可能性が出てきます。
(出血については以下の記事も参考にしてみてください)
妊娠6週目の問題のない出血は?
ちょっとした刺激で出血することもある妊娠6週目ですが、問題ない出血についてご説明します。
妊娠6週以降の内診後の出血
妊娠すると子宮周辺に血液が集結しているため、膣内や子宮頸管が充血しやすい状態になっています。妊娠初期のエコー撮影は経膣エコーになるため、器具や指の出し入れによって出血が起こることもあります。出血量はティッシュで拭けばなくなる程度の量で、鮮明な出血になります。すぐに出血は収まるので心配は要りません。
絨毛膜下血腫からの出血
子宮内膜の脱落膜と胎盤の元の絨毛が発達してできた絨毛膜との間に出血が起こることがあります。絨毛膜下血腫の出血量は少量で、この診断がされても出血などの症状がないまま、自然消滅することもあります。血腫の大きさにもよりますが、ベットで安静に過ごせば流産や早産になるリスクは少なくなります。
妊娠中は疲れやストレスからも出血や腹痛が起こる?
過度な疲れやストレスなどを溜め込んだり、妊娠していないときと同じような行動ばかりを取り身体を無理に動かしていると出血や腹痛をおこすこともあります。この時期の流産は赤ちゃん側に問題のあることが大半ではありますが、妊娠したら無理は禁物です。ストレスや疲れを溜め込まないようにしましょう。
妊娠6週の出血の色や量
どの程度の出血だったら安静にして様子見で良いのか、腹痛を伴う場合の出血だとどうなのか出血と痛みの有無に分けてどう対応すれば良いかご説明します。
痛みのない茶色の出血
腹痛などの痛みがなく出血の色も茶色の場合、古い血がおりものなどに混じって出ているだけの場合はありますが、問題がないかどうかは判断が難しいので、念のため病院に連絡をしましょう。
痛みのある茶色の出血
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