【医師監修】妊娠6週目には出血や腹痛はあるの?心拍は確認できる?
妊娠6週目は産婦人科で胎芽と心拍を確認できる週数になります。多くのママはこの時期のいつもの生理と違う出血やつわりなどで妊娠の可能性に気づきます。妊娠6週目だとママの身体にはどういった変化があるのか、出血や腹痛などはあるのかについてご説明します。
腹痛などの痛みを伴う茶色の出血があり、2〜3日経っても茶オリや出血が止まらない場合は受診しましょう。
痛みのない鮮明な赤色出血
出血の色が鮮明であっても内診直後等何らかの外因的刺激が加わってのごく少量の出血であればそのまま安静にすごして、すぐにおさまるなら問題ないでしょう。
腹痛の痛みを伴うピンク出血や鮮明な赤色出血
腹痛の痛みが尋常でなく、会話をすることもできないほどの腹痛で、鮮明な赤色やピンク色の出血であれば切迫流産や流産をしている可能性があります。早急に病院を受診しましょう。
妊娠6週目の出血や腹痛からの流産

心拍確認ができるとその後の流産する率は16〜36%と心拍確認前よりも流産率は低くなります。それでも、染色体異常など赤ちゃん側の問題で流産が起きてしまうことがあります。
化学流産での出血や腹痛
化学流産とは妊娠検査薬で陽性反応になっても、エコーで胎嚢の確認を取る前に流産してしまうケースのことを言います。化学流産の起きる週数は妊娠超初期の0〜4週頃に起きることもありますが、胎嚢や心拍の確認をとる妊娠5〜6週の時期に化学流産になることもあります。
この時の出血や腹痛は普段の月経のときと同じ程度の量で、妊娠検査薬などを使用せず妊娠していることに気づいていなかった人は少し遅れた生理が来た程度のものと感じます。
切迫流産での出血や腹痛
切迫流産は妊娠22週未満で赤ちゃんがまだ子宮にとどまっている流産の1歩手前の状態を言います。切迫流産を起こしていても赤ちゃんの胎嚢と心拍をエコーで確認できればまだ妊娠継続の望みはあります。切迫流産の出血の量は少量ですが、それに伴い腹痛があります。
腹痛のある出血の場合は、出血の量が少量であっても1度受診をして赤ちゃんの心拍や様子を確認したほうがよいでしょう。
流産での出血や腹痛
心拍や胎嚢を確認できたとしても流産してしまうことはあります。妊娠22週未満で何らかの理由で赤ちゃんが育たなかったり、流れてしまったことを言います。
●進行流産
●完全流産
●不全流産
上記3つが腹痛と出血を伴う流産になります。この場合、妊娠継続の保存的治療は不可能になります。他に稽留流産があり、この稽留流産はお腹の中で赤ちゃん心拍が止まり亡くなっている状態で、出血や腹痛といった症状はないままエコーでの心拍が確認できなくなります。不全流産と稽留流産は子宮内容除去の手術が必要となります。
(妊娠初期の出血については以下の記事も参考にしてみてください)
初期流産はなぜ起こる?

妊娠初期の頃の流産は赤ちゃん側に問題のあることが大半です。その原因は染色体異常にあり、重度の染色体異常であれば受精後すぐに排出されます。軽度の染色体異常であればそのまま妊娠継続され出産まで行くこともあります。もしも初期流産を繰り返してしまうようでしたら、卵子と精子の健康状態を検査して次の妊娠に備えるのが良いでしょう。
(妊娠初期の流産については以下の記事も参考にしてみてください)
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