【医師監修】妊娠6週目には出血や腹痛はあるの?心拍は確認できる?
妊娠6週目は産婦人科で胎芽と心拍を確認できる週数になります。多くのママはこの時期のいつもの生理と違う出血やつわりなどで妊娠の可能性に気づきます。妊娠6週目だとママの身体にはどういった変化があるのか、出血や腹痛などはあるのかについてご説明します。
妊娠6週目の出血で危険なもの
出血や腹痛という症状を伴うものの中には赤ちゃんを流産するケースだけでなく、母体側にも危険の及ぶケースもあります。
胞状奇胎
胞状奇胎は400〜500人のうち1人の確率で起こる異常妊娠の1つです。「茶色いおりものや出血がある」「つわりがあまりにひどい」「切迫流産の症状がある」など妊娠初期から症状が発生します。胞状奇胎はエコーで発見されることも増えてきました。
胞状奇胎は妊娠継続することができず、子宮内容除去手術が行われます。40歳以上の高齢妊娠の場合、胞状奇胎を除去した後に絨毛ガンになるリスクが高いため、今後妊娠を望まない方は子宮全摘出手術を行うこともあります。
子宮外妊娠
尿検査で妊娠陽性にも関わらず、エコーで胎嚢を確認できない、最初少なかった不正出血の量が徐々に増えてきた、腹痛の症状がある場合、子宮外妊娠の可能性があります。通常子宮に着床するはずの受精卵が間違って卵管や腹膜、子宮頸管などに着床してしまいまい子宮外妊娠を起こします。
全体の1〜2%と発生率は高くありませんが、子宮外妊娠に気づかずそのまま妊娠を継続してしまうと母体が命の危険にさらされてしまいます。子宮外妊娠になると妊娠継続は不可能ですので手術で除去する必要があります。胎嚢の確認できる週数にもかかわらず、胎嚢の確認ができない場合病院に入院して胎嚢の確認が取れるまで様子を見ることもあります。
妊娠6週目の妊婦さんが気をつけること
妊娠6週だとまだお腹は大きくないため、一目では確認できません。そのため妊娠していることに人から見た目で気づかれることはないでしょう。そうするとお腹の子を守ることができるのはママだけになりますので、妊娠したらお腹の赤ちゃんに悪いものはできるだけ取り除き赤ちゃんの成長を手助けできるようにしましょう。
人ごみを避ける
妊娠6週目だとお腹の大きさも変化が無いため、まだ外見から妊娠しているとは気付かれないです。なので、バスや電車など混雑する時間は避けるようにた方がよいでしょう。つわりの激しい方だと人ごみや混雑した車内の臭いで気持ち悪くなってしまう方もいます。また、混雑している場所だと故意でないにしてもお腹に荷物がぶつかる可能性もあるのでできるだけ人ごみの激しい場所は避けるのがオススメです。
マタニティマークが母子手帳を受け取る時に一緒にもらえます。本来ならお腹の大きさが目立たない妊娠初期にこそ身につけて赤ちゃんがいることを周知にお知らせする方がよいのですが、マタニティマークをつけることでトラブルになるケースも報告されています。ご自身の判断でマークをつけるかどうかはきめた方がよいでしょう。
出血の色やおりものの変化
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