【助産師監修】陣痛の前兆は?腰痛が出る?最初の痛みはどんな感じ?

陣痛の前兆は下痢の痛みに似ているというのは本当?下痢の痛みが前兆だなんて、陣痛に気づけるのかな?と心配ですよね。陣痛の始まりの痛みとはどんなものなのでしょうか。下痢の痛み以外におこる前兆とは?陣痛への疑問や不安を解消して出産に備えておきましょう。

( 4ページ目 )
Commentator
|
専門家監修
ちさきさん
公立大学助産学専攻科卒業後、国立病院にて勤務。これまでの助産師としての経験を元に妊婦さんに安心してもらえるよう貢献できれば、と考えております。よろしくお願いいたします。
> プロフィール詳細
Contents
目次
  1. 陣痛とはどんなもの?
  2. 陣痛の前兆とはどんなもの?
  3. 陣痛の前兆は下痢の痛みに似ている
  4. 本当に下痢をしてしまった場合
  5. 陣痛の前兆は下痢のような痛み以外もある
  6. 陣痛の前兆に気づかなくても大丈夫?
  7. 吐き気も陣痛の前兆の場合がある
  8. いつもより腰痛が辛いと感じたら
  9. 陣痛の始まりの痛みは様々
  10. 陣痛が来ても慌てなくて大丈夫

吐き気も陣痛の前兆の場合がある

妊娠をした事でホルモンバランスが変化したり、お腹の赤ちゃんが大きくなって来て胃が圧迫されて吐き気を催す、もしくはし吐いてしまう事があります。つわりの時期を過ぎて正産期にも関わらず、吐き気を催す事はよくある事です。また、逆に出産間近になることで、胎児が下降し、胃の圧迫が取れて吐き気がおさまる方もいます。

吐き気はストレスが伴う

正産期の吐き気は陣痛の前兆が考えられます。お腹の張りなどが無いか、他の症状が出ていないかを注意してみましょう。また、出産に対する不安などからくるストレスが原因で吐き気を引き起こしてしまう場合もあります。

ようやくつわり時期を乗り越えても、また後期に吐き気に襲われると気が滅入ってしまいがち。吐き気が及ぼす影響はほかの痛みと違い、気分の落ち込みを伴うことがありますよね。でもそれが前兆かもしれなかったら?もうすぐ赤ちゃんに会えるかもしれないと気持ちを切り替えて乗り切ることも大事なことです。

(臨月の吐き気について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください)

臨月の吐き気が気持ち悪い!妊娠後期の症状?原因と対策は? | AKANBO[あかんぼ]
臨月の頭痛や吐き気の原因とは?オススメの解消法・緩和法を紹介! | AKANBO[あかんぼ]

下痢の痛みと吐き気が伴うとき

下腹部痛に伴って吐き気を催す場合は、嘔吐下痢症の可能性もあります。妊婦さんは様々な体調の変化に襲われて、免疫力の低下や体力の低下が起こると、感染症にかかりやすくなります。気を付けていてもインフルエンザや嘔吐下痢症などの流行病にかかってしまうことがあります。投薬には制限があり、母体ともに危険を及ぼすような時もあります。

このように、前兆の場合の吐き気と他の病気と区別がつかなくて症状を我慢して放置してしまうことは避けましょう。必ず産院へ相談してみてください。前兆かどうかの判断をしてもらうことも出産への心構えとして安心材料になりますよね。

いつもより腰痛が辛いと感じたら

生理の時にも腰痛が伴う事がありますよね。これも日常的によくある痛みですし、妊婦になると、さらに負荷が増えて腰痛を頻繁に感じるようになってきます。下腹部痛よりも腰痛の方が妊娠中に悩まされる痛みです。そのために、前兆が腰痛だった場合は下腹部痛よりも気づきにくいでしょう。しかし陣痛前の腰痛は少し今までと様子が違います。痛みの度合いや頻度が変わってくるので陣痛であるかどうかはわかります。

腰痛は妊婦につきもの

お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれ、赤ちゃんの重さと大きさを下腹部で支えていることと、足元が見えにくくなるため、以前のようにスムーズな歩行がしにくくなります。それにより腰への負担が増え、ますます腰痛は頻繁に感じるでしょう。

下腹部痛の次に皆さんが前兆として感じることが多いのが腰痛と言えます。赤ちゃんが産道へ移動するのですから、当然背中や腰にも負担がかかってきます。腰痛がいつも以上に腰の中央当たりに感じたり、背中まで痛みを感じたりする、あるいは、痛みを感じる箇所を押してみたり、伸びをしてみたりストレッチをしても痛みが治らない場合、陣痛の始まりかもしれません。

陣痛の始まりの痛みは様々