【助産師監修】臨月の頭痛や吐き気の原因は?解消法・緩和法は?
【医師監修】臨月に頭痛や吐き気に悩まされる人は少なくありません。一般的な症状ではありますが、特に頭痛は危険なものもあります。臨月に起こる不快な症状、頭痛、吐き気、むくみなどの原因を知り、適切な解消法・緩和法を覚えておいて、快適な毎日を過ごしましょう。
増田陽子
内科医
妊娠悪阻の場合にはれっきとした病気ですので、医師にかかり適切な治療を行って下さい。
解消法・緩和法1. のどごしの良いものを食べる
赤ちゃんが成長し消化器系が圧迫され、消化器能も落ちているので、できるだけ消化にいいものを食べるようにしましょう。雑炊やおかゆ、スープ類などがいいでしょう。ただし、辛みや甘みの強いものなど、消化器系に負担が大きいものはできるだけ避けるようにしましょう。
解消法・緩和法2. 食事回数を増やして少しずつ食べる
消化器系が圧迫されているため、一度にたくさん食べてしまうと吐き気や嘔吐を引き起こしてしまいかねません。ですので、食事の回数を増やし、こまめに少量、消化にいいものを食べようにすると吐き気を感じにくいでしょう。
増田陽子
内科医
どのくらいの回数がいいのかと言う質問が多いですが、1日に食べる食事量を5回から8回くらいに分けて食べましょう。
解消法・緩和法3. 食後すぐに横にならない
また、上記の通り、平常時と比べ胃周辺の筋肉が弛緩していますので、食後すぐに横になると、食べたものが逆流しやすいため注意が必要です。食後はすぐに横にならず、ゆったりと座れるソファなどで休憩するのがよいでしょう。
(頭痛の原因や解消法については以下の記事も参考にしてみてください)
臨月に起こるむくみの原因とは?
むくみは妊娠後期から臨月のころに現れやすい症状のひとつです。頭痛や吐き気とともに悩まされる方は少なくありません。むくみの主な原因とされているのが血流の滞りです。
臨月を迎えることにはお腹のなかの赤ちゃんは大きく成長しています。その赤ちゃんが骨盤を圧迫するために、下半身に血液が十分に行き届かず、むくみを引き起こすといわれています。言い換えれば、赤ちゃんが成長した証なのですが、上手に解消したいものです。また、脚や体が冷えるのもむくみを発症する原因でもあります。
解消法・緩和法1. 適度な運動
むくみの主な原因は血流の悪化ですので、散歩やストレッチなど適度な運動を行うことで解消が期待できます。動くのが辛い場合は電動フットマッサージャーなどで足裏のマッサージを行うものよいでしょう。また、妊婦さん向けのマッサージを行っているマッサージ店などもあるので調べてみるのもいいかもしれません。
解消法・緩和法2. 冷えの予防
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