妊婦の花粉症はいつもより酷い?対策は?薬服用や目薬はいい?予防法も!

【医師監修】花粉症は妊婦さんにとってもつらいものです。妊娠してから花粉症が酷くなる妊婦さんもいます。妊娠中も基本的な花粉症の対策は変わりませんが、薬の服用に関してはやはり注意が必要です。どういった注意が必要なのか知ることによってつらい花粉症の予防と対策ができます。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. 妊婦さんは花粉症が悪化するといわれているけど原因は?
  2. 花粉症は妊婦さんやお腹の赤ちゃんに影響するの?
  3. 妊娠中の薬の服用に対する考え方
  4. 妊婦さんは目薬や点鼻薬を使える?
  5. 漢方薬で妊婦さんの花粉症に対応できる?
  6. 食べ物で花粉症緩和の一歩をお手伝い
  7. 目や鼻のセルフケア
  8. 花粉症予防は花粉が飛ぶ前から!
  9. 妊婦さんでもできる薬に頼らない花粉症対策
  10. 花粉症でものんびりくつろぐことを心がけましょう

妊婦さんの中には、もともと花粉症で妊娠前から既に薬を飲んでいたという人もいるかもしれませんが、薬には副作用があるため、妊娠中にはできるだけ薬には頼らない方が望ましいでしょう。

しかし、薬を服用せずに我慢してストレスをため込んでしまっては、妊婦さんにとってもお腹の赤ちゃんにとっても良いとは言えません。何事もバランスが大切です。花粉症の症状がどうしてもつらい妊婦さんは、かかりつけの産婦人科の医師に相談してみましょう。

妊娠中の薬の服用【花粉症でも妊娠初期は我慢が必要】

妊婦さんは使用できる薬が限られていますが、その中でも特に注意したいのは妊娠初期です。妊娠16週目未満は赤ちゃんの骨や臓器などが形成される大切な時期で、特にこの期間は薬の服用は避けた方がいいでしょう。また、妊娠に気づかずに服用してしまった場合でも、焦らずに妊娠に気づいた時点で一度薬の使用を中止し、医師にその旨を伝えましょう。

(妊娠初期の薬の服用については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠初期の頭痛!薬はいいの?症状と原因、吐き気や流産への影響

妊娠中の薬の服用【花粉症の症状が酷い妊婦さんは医師に相談】

妊娠中は薬の使用に制限があるということを理解していても、花粉症の症状があまりにも酷いと薬を飲んで、症状を軽減したいと思うのは無理もないですよね。症状が酷く出るときは決して無理をせずに、かかりつけの産婦人科の医師に相談してみてください。

妊娠の経過によっては薬や漢方を処方してくれる場合もあります。産婦人科ではなくほかの診療科にかかる場合は、妊娠していることを必ず伝えて薬を処方してもらいましょう。

妊娠中の薬の服用【妊婦さんでも安心して服用できる薬を処方してもらう】

女性

30代前半

妊娠したら薬は全くダメって思ってたけど、ダメもとで産婦人科の先生に相談したら、薬を出してくれて。妊娠中でも飲める薬もあるんだ!」ってすっごい気が楽になった。花粉症でつらい思いしてる人は一度思いきって先生に相談してみるといいよ!

妊娠中でも比較的安全に服用できる薬は様々にありますが、その中でも代表的な薬のひとつがポララミンです。ポララミンは妊婦さんへの処方の実績も多く、妊娠中でも安心して服用できる薬として知られています。ただ、副作用として眠気が出やすくなるということがあるので服用の際には注意が必要です。

薬を服用する時に気をつけたいことは、自分の勝手な判断で服用を始めたりやめたりしないということです。必ず医師と相談しながら、妊婦さん自身が安心して服用できる薬を処方してもらい、正しく服用しましょう。

増田陽子

内科医

摂取量は特に気をつけて飲んでください。

妊婦さんは目薬や点鼻薬を使える?

目薬や点鼻薬は妊婦さんでも使えるのでしょうか。基本的にはたとえ目薬であったとしても自己判断で使用することは避けた方がいいでしょう。産婦人科医によっては、目薬や点鼻薬にも妊娠中に避けたい成分が含まれているということから、妊娠初期には使用を禁止しているところもあります。

たかが目薬と思わず、使用する場合にはかかりつけの医師に相談しましょう。

妊婦さんは目薬や点鼻薬を使える?【基本的に使用できる】

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