妊娠超初期・初期・中期の胸の張りや痛み!原因と対処法は?体験談も

【医師監修】妊娠中、体は大きく変化します。胸は張り、痛み、大きくなります。胸がひどく痛み、眠れない妊婦さんもいます。妊娠の超初期、初期、中期別に胸の張りや痛み、その原因と対処法について、先輩ママの体験談やドクターの指摘を基に説明します。参考にしてください。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠中の胸の張りと痛みはどうしたらいい?
  2. 妊娠超初期・初期・中期っていつ?
  3. 妊娠中は胸の大きさが変化する
  4. 【妊娠超初期】胸の張りと痛みの特徴
  5. 【妊娠超初期】胸の張りと痛みの原因
  6. 【妊娠超初期】胸の張りと痛みの対処法
  7. 【妊娠超初期】胸の張りと痛みにまつわる体験談
  8. 【妊娠初期】胸の張りと痛みの特徴
  9. 【妊娠初期】胸の張りと痛みの原因
  10. 【妊娠初期】胸の張りと痛みの対処法
  11. 【妊娠初期】胸の張りと痛みにまつわる体験談
  12. 【妊娠中期 】胸の張りと痛みの特徴
  13. 【妊娠中期】胸の張りと痛みの原因
  14. 【妊娠中期】胸の張りと痛みの対処法
  15. 【妊娠中期】胸の張りと痛みにまつわる体験談
  16. 妊娠中の胸の張りと痛みをうまく和らげよう

妊娠超初期の胸の張りは「胸が膨らんでサイズアップしたような感覚がある」「柔らかさがなく固いように感じる」ことが多いようです。妊娠超初期の胸の痛みは「乳房全体に重たいようなじんわりした痛み」「乳首がこすれるような痛み」として感じる人が多いでしょう。

妊娠超初期の胸の張りと痛みの特徴【いつから胸の張りと痛みがある?】

いつから胸の張りと痛みがあるかについては、個人差があります。早い場合は排卵日から数日たってすぐ感じる人もいます。生理予定日の数日前に感じて「いつもの生理前の症状だな、もうすぐ生理が来るな」と思っていたら、妊娠していたというケースもあります。一方で、妊娠超初期の時期には胸の張りも痛みもなかったという人もいるようです。

妊娠超初期の胸の張りと痛みの特徴【こんな体の変化も】

妊娠超初期にはこんな体の変化があらわれます。

体内でホルモンバランスなどの変化も起こり始める時期です。女性ホルモンの分泌が増えることで吐き気や下痢や胃痛、腰痛、眠気、倦怠感、ニキビなどの肌トラブル、精神的な不安定などの症状があらわれやすくなります。

妊娠超初期症状は、PMS(月経前症候群)や風邪などの症状とも似ています。そのため、妊娠初期まで妊娠に気づかずに過ごす人も多いようです。

妊娠超初期の胸の張りと痛みの特徴【PMSとの違い】

胸の痛みと張りが妊娠超初期の症状か、PMSの症状かを見分けるのはとても難しいでしょう。どちらも女性ホルモンのプロゲステロンの影響が考えられるからです。

妊娠超初期症状や妊娠初期症状としての胸の痛みや張りであれば、生理予定日を過ぎても継続し増していくでしょう。PMSであれば生理が始まる直前に症状は消えていきます。これが見分けるポイントではありますが、より確実なのは基礎体温をチェックすることでしょう。高温期が2週間以上続く場合は、妊娠の可能性があります。

(妊娠超初期については、以下の記事も参考にしてください)

妊娠した時の基礎体温グラフ実例!妊娠超初期の体温はどう変化する?
妊娠超初期症状の17の特徴!妊娠の兆候はいつから現れる?

【妊娠超初期】胸の張りと痛みの原因

女性ホルモンの分泌量は生理周期にあわせて変化しますが、排卵後に分泌が増えるのが黄体ホルモン(プロゲステロン)です。胸には乳腺という母乳を作る組織があり、プロゲステロンは乳腺を発達させる働きがあります。これが胸が張って痛い原因のひとつでしょう。プロゲステロンは血管を拡張させる作用もあり、これも胸が張って痛い原因となります。妊娠していなければプロゲステロンの分泌量は生理前に少なくなり、妊娠している場合は分泌が続きます。

【妊娠超初期】胸の張りと痛みの対処法

妊娠超初期の胸の張りと痛みは、妊娠初期が終わり安定期と呼ばれる妊娠5カ月ごろにはおさまることが多いでしょう。原因となっているプロゲステロンの分泌増加が落ち着くためです。安定期まで、胸の張りや痛みと上手に付き合っていくにはどうしたらよいのでしょうか。対処法を知っておきましょう。

カズヤ先生

産婦人科医

通常の月経周期であればプロゲステロンの濃度はピーク時であっても20ng/ml程度なのですが、 妊娠し、その状態が継続するとプロゲステロンの濃度はどんどん上昇するので、より症状は強くなる傾向があります。

マタニティブラ

胸が大きくなる妊娠中期、後期からマタニティブラを着用する方は多いですね。胸の張りや痛みが気になるのであれば、妊娠超初期や妊娠初期からでもマタニティブラを試してみましょう。妊娠中であればいつから使っても快適なように造られています。張りや痛みで敏感になっているバストを締め付けることなくやさしく支えてくれますよ。

また、大きさや形の変化に対応できるように作られているものが多いので、妊娠中もずっと安心です。スポーツブラのようなものもいいですね。