【医師監修】妊娠21週の妊婦・胎児の状態は？症状と注意点！エコーの様子は？

ぐんぐんと大きくなるお腹ですが、妊娠21週目のお腹の大きさはどのくらいになっているのでしょうか。実際に妊娠21週目の妊婦さんのお腹の写真も合わせてご紹介していきます。

妊娠21週目の妊婦さんの子宮底長（恥骨から子宮の頂点までの長さ）は、だいたい約20cmほどと言われています。個人差があり、お腹があまり出ていない妊婦さんや、逆にお腹が大きく突き出している妊婦さんもいるので、平均より大きかったり小さかったりしても気にするほどではありません。お腹の膨らみ方によって性別がわかるとも言われていますね。骨盤の大きさによってもおなかの膨らみ方は変わってくるようです。

ふっくらと膨らんでいます。性別は女の子だそうです。お腹に赤ちゃんがいるのがはっきりとわかります。

こちらはあまり出ていない妊婦さんですね。性別は女の子でしょうか。服を着ていたら、妊婦さんであることがわからないかもしれません。

しっかりと赤ちゃんがいるのがわかる妊娠21週目の妊婦さんのお腹です。細身だからか、すでにお腹が重そうに見えます。性別は男の子だそうです。

妊娠中期、妊娠21週目の安定期であっても、妊婦さんにはマイナートラブルがつきものです。健康に保ってストレスなく過ごしたいところです。どのようなマイナートラブルがあるのか見ていきましょう。

妊娠21週目あたりから、妊娠中に高血圧になってしまう妊娠高血圧症候群にかかる恐れがあります。急に高血圧になったり、尿検査のときに尿蛋白が出たりすると診断されます。

妊娠中期のだいたい24週目から妊婦健診は月に2回になります。これは、妊娠高血圧症候群になりやすいことから、危険を回避するために細かく経過を見るということも含まれています。妊娠高血圧症候群の兆候としては、むくみや体重の急激な増加、頭痛などが挙げられます。胎児の命にも関わってくる病気であるため、塩分を控えたり、健康な食事を心がけたりして日頃から注意しておくと良いでしょう。（※3）

妊娠中は妊娠前の身体の状態から大幅に血液量が増えており、妊娠21週目の時期にも貧血予防を引き続き行うことが大切です。特にこの先胎児が栄養を吸収してぐんぐんと成長していく時期に入っていくため、今まで以上に血液も必要になります。

めまいや立ちくらみを起こしたときは、無理せず休憩しましょう。また、鉄分を多く含む食材や鉄分のサプリメント、鉄錠などを摂取し、あらかじめ貧血予防をしておくことが重要です。