【医師監修】妊娠15週の妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!お腹の大きさは?

少しずつお腹の膨らみを感じる頃でもあり、妊娠をさらに実感する時期でもある妊娠4か月。妊娠15週目は、妊娠4か月の終わり頃でもあります。この頃の妊婦さんや赤ちゃんの状態にはどのような変化があるのか、注意点やお腹の大きさなど、妊娠15週目の様子を紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠15週目の妊婦の体の状態は?
  2. 妊娠15週目の胎児の状態は?
  3. 妊娠15週目のお腹の大きさはどれくらい?
  4. 妊娠15週目で性別が分かることもある?
  5. 体重管理を始めましょう
  6. 妊娠線の予防を始めましょう
  7. マタニティ下着に替えましょう
  8. 妊娠15週目に現われる症状は?
  9. 妊娠15週目の注意点は?
  10. 妊娠15週目は流産の可能性は低いけど油断は禁物
  11. 妊娠15週目で安定期間近でも無理のない生活を

女性

20代

妊娠13週目くらいからお腹がポッコリと膨らんできました。お腹が膨らんでくると改めて「お腹の中に赤ちゃんがいるんだな」っていうのが感じられて嬉しかったです。

妊娠15週目で性別が分かることもある?

赤ちゃんの性別は受精した時に決まっていて、妊娠15週目になると外性器も出来ますが、実際に赤ちゃんの性別を知ることが出来るのは妊娠6か月頃と言われています。エコー検査でもまだハッキリとは分からない時期です。ですが、早い週数で赤ちゃんの性別を知ることが出来る人もいます。

それは、エコー検査の時の赤ちゃんの胎勢にもよりますが、外性器がハッキリと見えるなどタイミングが合った場合で、妊娠5か月でも確認できることがあります。エコー検査で赤ちゃんとのタイミングが合えば、妊娠15週目でも性別が分かることもあるかもしれないですね。

女性

30代

検診の時のエコー検査でたまたま赤ちゃんの足の間がハッキリと見えて性別が分かりました。男の子だったのでエコーでシンボルがバッチリ見えていました。エコー検査で分かったのがまだ妊娠4か月頃だったのでこんなに早く分かることもあるんだと思いました。

(赤ちゃんの性別については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中、赤ちゃんの性別はいつわかる?どのように判断するの?体験談も!
胎児の性別の判断はいつからつく?間違いもある?エコー写真で見分け

体重管理を始めましょう

つわりが段々治まってくると食欲が戻ってきます。昔は「妊娠中は赤ちゃんの分も2人分食べないと」なんて言っていました。今でもおばあちゃん世代、お母さん世代の人から妊娠中に言われることがある人もいるのではないでしょうか。

ですが、今は体重の増やしすぎは良くないと言われています。妊娠中の体重増加は、妊娠前の体重や体型などによって人によって違いますが、痩せ気味の人で10~1kg、標準の人で7~10kg、太り気味の人で6~7kgです。(※4)

体重管理の厳しい病院もあるでしょう。つわりが治まった反動でたくさん食べてしまったり、つわりがなくなり食欲があるからと好きな物を好きなままに食べていては体重は増えるばかりですから、つわりが治まったら体重管理を始めましょう。

妊娠中の体重の増えすぎはトラブルの元に

妊娠中に体重が増えるとどんなトラブルがあるのでしょう。まず、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になりやすくなります。また、体重の増えすぎによって産道に脂肪がつくことによって産道自体が狭くなり難産になりやすくなります。お母さん自身も赤ちゃんも出産が大変になりますから体重の増えすぎには気を付けましょう。(※5)

妊娠中の貧血に注意しましょう

妊娠中は貧血にもなりやすくなります。お腹の中の赤ちゃんと胎盤を成長させるために血液が多く必要になることで鉄分が足りなくなり貧血になりやすくなるのです。元々貧血である人はさらに注意が必要です。貧血になると、めまいや立ちくらみ、頭痛、疲れやすくなるなどの症状が現れます。貧血かどうかは、妊婦健診時の血液検査で分かり、鉄剤を処方されることも多いです。

貧血にならないように鉄分の多い食材を意識して食事で摂るようにしましょう。鉄分の多い食材には、レバーや大豆、小松菜などがあります。たんぱく質やビタミンCと一緒に摂るようにすると鉄分の吸収を助けてくれる効果もあります。貧血を予防するのが食事だけでは難しいようなら鉄分のサプリメントを利用し、貧血にならないように予防しましょう。(※6)

実際に妊娠中にいつから、どのような貧血予防を行っていたのかを語っている動画です。どのような方法で貧血を予防していたのかが分かるのでとても参考になりますよ。

先輩ママ

30代前半

検診の時の血液検査で貧血だと言われました。貧血の薬を処方され、鉄分も意識して摂るようにしましたが貧血は々改善されず。つわり中なこともあり薬が中々飲めず、貧血をこれ以上ひどくしないように出産するまで検診のたびに注射をしてもらっていました。そのおかげか、貧血の症状である頭痛や立ちくらみが減りました。産後も少しの間貧血の薬を飲んでいました。

(貧血については以下の記事も参考にしてみてください)