【医師監修】妊娠15週の妊婦・胎児の状態は?症状や注意点!お腹の大きさは?

少しずつお腹の膨らみを感じる頃でもあり、妊娠をさらに実感する時期でもある妊娠4か月。妊娠15週目は、妊娠4か月の終わり頃でもあります。この頃の妊婦さんや赤ちゃんの状態にはどのような変化があるのか、注意点やお腹の大きさなど、妊娠15週目の様子を紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠15週目の妊婦の体の状態は?
  2. 妊娠15週目の胎児の状態は?
  3. 妊娠15週目のお腹の大きさはどれくらい?
  4. 妊娠15週目で性別が分かることもある?
  5. 体重管理を始めましょう
  6. 妊娠線の予防を始めましょう
  7. マタニティ下着に替えましょう
  8. 妊娠15週目に現われる症状は?
  9. 妊娠15週目の注意点は?
  10. 妊娠15週目は流産の可能性は低いけど油断は禁物
  11. 妊娠15週目で安定期間近でも無理のない生活を
妊娠初期は貧血を起こしやすい?症状は?原因と対処法!体験談も

妊娠中は糖分や塩分の摂り過ぎにも注意

普段から甘い物、味の濃い物が好きな人は、糖分や塩分の摂りすぎにも気を付けましょう。当分の摂りすぎで妊娠糖尿病、塩分の摂りすぎで体がむくみやすくなりますし、妊娠高血圧症候群になりやすくなります。以前ほどの厳重な塩分制限はありませんが、推奨摂取量は7~8gと言われています。薄味の食事にすることを心掛けましょう。

(妊娠糖尿病については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠糖尿病って何!?症状と原因、食事療法や予防法を解説

食事内容の見直しや妊娠中は適度な運動を心がけて

つわり中は、食べれるものを食べれる時に食べていた人も、つわりが治まったら、食事の内容やバランス、規則正しい食事をしているか、これまでの自分の食生活について考え、見直してみましょう。胎盤が完成され赤ちゃんにも益々栄養が渡ります。お母さんの食べている物は赤ちゃんも食べているということを意識しましょう。

また、気分や体調のいい時には適度な運動もしましょう。難しいこと、激しい運動をする必要はありません。近所を散歩したり、家の中でマタニティビクスやヨガをしたり、無理のない範囲で運動しましょう。適度な運動は、出産時の体力づくりにも繋がります。

(妊娠中の食事については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠中の食事バランスガイド!摂取制限や食べてはいけない物は?

妊娠線の予防を始めましょう

お腹が膨らんだり、胸が大きくなってくると出来やすくなるのが妊娠線です。妊娠線はお腹に出来るだけでなく、胸や太ももなどにも出来やすいです。脂肪のつき方や筋肉のつき方が早すぎると、お腹や胸が急に大きくなることについていけなくて妊娠線が出来てしまい、みみず腫れのように見えてしまいます。

ですが、妊娠線は妊婦さん全員に起こるものではありません。急激に体重が増えた人、小柄な人は出来やすいと言われ、腹筋が引き締まっている人、体格のいい人は出来にくいと言われています。その通りになるとは限りませんし、妊娠線を予防することは出来ます。

お腹や胸など、妊娠線の出来やすい部分に保湿クリームを塗り、マッサージするといいでしょう。妊娠線には肌の乾燥も良くありません。また、急激に脂肪がついたりしないように体重を管理することも大切です。

明確なエビデンスはありませんが、オイルマッサージなどは妊娠線の予防になると言われています。出来てしまった妊娠線は出産後、段々薄くはなりますが残念ながら完全には消えません。出来てしまう前にしっかり予防をしましょう。

残念ながら妊娠が出来てしまったようですね。毎日しっかりケアしていても出来てしまうこともあるようですが、出来てしまった妊娠線も勲章だと前向きに捉えていますね。

マタニティ下着に替えましょう

妊娠してお腹や胸がどんどん大きくなると、普段使っている下着ではサイズが合わなくなったり、窮屈に感じることでしょう。妊娠中は、肌も敏感になりやすくもなりますから、肌に優しい素材で作られているマタニティ下着に替えることをお勧めします。

ショーツは、大きくなったお腹をすっぽりと覆ってくれるものや、ローライズの物。ブラジャーは、産後の授乳にも使えるようになっている物が多く、ハーフトップやクロスオープンタイプの物、フロントオープンタイプ、ウィンドオープンなど様々です。

大きくなったお腹を支えてくれる妊婦帯もあります。こちらも種類が色々あり、コルセットタイプやガードルタイプなどあります。家にいるときや外出するときで使い分けしている人もいます。

また、最近ではキャミソールとブラジャーが一体になった物も簡単に着脱しやすかったり、授乳しやすかったりで人気があります。

このように、マタニティ下着と一言で言っても種類は色々ありますから、お店で試着出来る時は試着もしてみたりして自分に合った物を購入しましょう。