【妊娠3ヶ月】妊婦・胎児の状態は?症状や流産などの注意点!体験談も

【医師監修】妊娠3ヶ月目は、ほとんどの人が妊娠に気づく時期です。妊娠8週から11週までは、つわりなどの体調の変化があります。妊娠9週から10週を超えるまでは流産の心配もあるでしょう。妊娠3ヶ月の「妊婦と胎児の状態」「症状」「過ごし方」の注意点を体験談と共に紹介します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. 妊娠3ヶ月とはどんな時期なのでしょう
  2. 妊娠3ヶ月の妊婦の状態
  3. 妊娠3ヶ月の胎児の状態
  4. 妊娠3ヶ月はつわりがピーク
  5. 妊娠3ヶ月目の妊婦に見られる体の症状
  6. 妊娠3ヶ月目の流産の危険
  7. 妊娠3ヶ月目に注意すること
  8. 妊娠3ヶ月目に行うべきこと
  9. 妊娠3ヶ月は自分の体と赤ちゃんを大切にしましょう

女性

30代後半

いつものように朝お化粧をしていたら、今までなかったところにかなり広範囲にわたってしみが!超ショックだったな~。妊娠初期だけでお腹が出る頃には消えてたからよかったけど。

朝いつものように鏡を見て、しみができていたらショックですよね。妊娠3ヶ月になると、ホルモンが活発になります。そのためメラニン色素ができやすく「しみ」「あざ」「そばかす」に驚く人も多いでしょう。しかしホルモンの低下とともに消えるので大丈夫です。

妊娠3ヶ月目の流産の危険

妊娠3ヶ月未満の流産は全妊娠の10%超で起こるため、この時期は流産の危険と背中合わせです。ただ妊娠3ヶ月未満の流産は、胎児側の問題による原因がほとんどなので防げるものではありません。妊娠9週の壁という言葉があるように、ここを過ぎれは流産の率が低くなるといわれています。

(妊娠9週、11週の流産については以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠9週目!胎児の平均の大きさは?腹痛や出血は?流産の可能性は?
妊娠11週の妊婦・胎児の状態は?症状と注意点!流産の確率が高い時期?

妊娠3ヶ月目に起こる流産の兆候

出典:https://www.pinterest.jp/pin/639863059553801809/

妊娠3ヶ月の流産の兆候は、少量の出血から始まるケースが多いといえます。鮮やかな出血だったり黒ずんだ出血だったりと様々です。出血に伴い下腹部が張るような痛みがあると危険だといえます。8週目より9週目、9週目より10週目と妊娠週数が多いほど痛みは強くなるようです。お腹に冷たい異物感を感じたという人もいます。

先輩ママ(妊活経験有)

30代前半

上の子を保育園に送って行く支度をしていたら、「たら~」っと何かが出た感じがしたのよね。トイレに行ったら尿と一緒に出血があって便器が真っ赤に!もう顔面蒼白!すぐに病院へ行ったら「入院するほどではないが自宅で安静に」といわれたから、上の子を連れてすぐに実家に行きました~。

上にお子さんがいる方で突然出血した場合、1人で何もかも対応するのは困難です。保育園の方やご家族の協力を得て、病院へいったり帰宅後もサポートしてもらったりしてください。

先輩パパ(妊活経験有)

30代

あんなに驚いたことは過去にも先にもあの時だけだなあ。朝起きたらとなりで寝ている妻の下半身が血まみれに!本人は腹痛もなく呑気に寝てたけど、急いで病院に行ったら切迫流産の恐れありでそのまま入院になるなんて…。退院はしたけど、あの時のショックは忘れられません!

それでなくても男性は血を見るのが苦手といいます。さらに切迫流産の恐れもあって妊婦さんが入院することになったら、心配でたまらなかったことでしょう。無事に退院できてよかったですね。

妊娠3ヶ月目に起こる流産の予防

妊娠初期の流産は胎児側の異常であるケースが多いため完全に予防することはできません。しかし妊婦が気をつける以下の行動で、リスクを減らすことはできます。妊娠3ヶ月目を無事に過ごすことができれば、流産の可能性は少なくなるでしょう。

●立ちっぱなしの仕事をしない
●激しい運動や性生活はしない
●喫煙、飲酒、カフェインを避ける
●重い物は持たない
●ストレスをためない
●階段の上り下りや滑りやすい場所に注意する
●十分な睡眠をとる
●風邪、便秘、下痢に注意する

妊娠3ヶ月目に注意すること

妊娠3ヶ月目のママはお腹の大きさは変わらないのに「つわり」や「出血」「流産」の心配など、不安材料が多い時期です。気分が滅入ることも多いでしょう。お腹が出る前のこの時期はどのようなことに注意して過ごせばよいのでしょうか。