つわりがひどい…!楽になる方法10選!入院が必要な場合も?体験談あり

【医師監修】「つわりがひどい」と悩んでいる妊婦さんはいませんか?つわりにはいくつかの種類があり、楽になるための対処法もさまざまです。また、重度の「妊娠悪阻」になると入院が必要になります。今回は体験談と共に、つわりがひどいときに楽になる方法10選などについてご説明します。

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専門家監修
増田陽子
平成22年「St. Methew School of Medicine」大学医学部を卒業し、日本・米国・カリブ海の医師資格を持っています。・・・
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Contents
目次
  1. つわりはなぜ起こるの?
  2. 症状がひどいつわりの種類は?
  3. つわりがひどい!いつまで続く?
  4. つわりがひどいと赤ちゃんに影響はあるの?
  5. つわりがひどいとき楽になる方法10選
  6. つわりがひどいと入院になることも
  7. ひどいつわりの「妊娠悪阻」とは?
  8. 妊娠悪阻の治療は?
  9. つわりがひどいときに病院に行く目安は?
  10. つわりがひどいときは無理をせず病院へ

出典:https://www.pinterest.jp/pin/824862487990001946/

身体にはツボがたくさんありますが、中には「つわりが楽になるツボ」も存在します。多くの妊婦さんが効果的だと挙げているのが、消化器官の不調に効果がある「内関(ないかん)」というツボです。内関は、手首の付け根中央から指2本分下がったところにあります。

また、胃の不調を整えて吐き気を抑える「足三里(あしさんり)」というツボも効果的です。足三里は膝の外側から指4本分下がったところにある、くぼみになります。少し力を入れて、10回ほど押してみましょう。

9. つわりがひどいとき楽になる方法【無理に食べない】

つわりがひどくても「身体に悪いから」と無理に食事を摂る妊婦さんも多いものです。しかし、辛いときには無理に食べる必要はありません。しばらく絶食して「今なら食べられそう」というタイミングで食事をするのがおすすめです。つわり中は1日3食をしっかり摂取するよりも、何食かに小分けして食べるほうが胃への負担は少ないとされています(※1)。

10. つわりがひどいとき楽になる方法【薬を処方してもらう】

「つわりがひどくて我慢できない」というときは、産婦人科でつわりに効き目のある薬を処方してもらいましょう。ひどいつわりに効果的な薬にはビタミン剤や漢方薬などがあり、どちらも身体に負担の少ないものです(※1)。ビタミン剤や漢方薬はドラッグストアでも購入できますが、安全のために医師が処方したものを服用してくださいね。

(つわりに効果的な薬については以下の記事も参考にしてみてください)

つわりは薬で軽減できる?妊娠中でも安全な薬・漢方10選!

つわりがひどいと入院になることも

つわりがひどくなると、医師から入院するよう指示されることがあります。「つわりは病気じゃないのになぜ入院するの?」と疑問に感じた方もいるでしょう。実は、つわりが悪化すると「妊娠悪阻」という病気であると判断されることになります。「尿検査でケトン体が検出される」「体重が妊娠前の5%以上減少した」などの症状が、妊娠悪阻による入院の基準です。

ひどいつわりの「妊娠悪阻」とは?

先ほどご説明したように、つわりが悪化すると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と診断されます。「妊娠悪阻になるとどうなるの?」「自分も妊娠悪阻かもしれない」と気になっている方も多いでしょう。そこで、ここからは妊娠悪阻についてご説明していきます。まず押さえておきたいのは、妊娠悪阻には3つの段階があるということです。

妊娠悪阻の段階【第一期・ひどい嘔吐】

妊娠悪阻の第一段階では、ひどい吐き気に襲われます。常に吐き気をもよおし、嘔吐を繰り返して食事や水分も受け付けなくなるでしょう。また、嘔吐の際には胃液や胆汁、血液がみられるのも特徴です。そして、嘔吐が続くと「体重の減少」「だるさやめまい」「尿量減少」「のどの渇き」といった脱水の症状が現れます。(※2)

妊娠悪阻の段階【第二期・肝臓と腎臓に障害がみられる】