マタニティマッサージの効果は?妊娠初期は注意?施術動画と体験談も

【医師監修】妊娠中のむくみや疲れに効果あるとされるのが、マッサージです。ストレス発散にもなるため、試してみたいと思うママは多いでしょう。マタニティマッサージの効果、妊娠初期の注意などについて施術の動画や先輩ママの体験談、産婦人科医の助言を基に説明します。

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専門家監修
カズヤ先生
現在11年目の産婦人科医です。国立大学医学部卒業。現在は関西の総合病院の産婦人科にて勤務しています。本職の都合上、顔出しできませんが、少しでも多くの方に正しい知識を啓蒙していきたいと考えています・・・
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Contents
目次
  1. マタニティマッサージの効果
  2. マタニティマッサージのやり方とは?
  3. マタニティマッサージの注意点
  4. 妊娠中に押してはいけないつぼを知ろう
  5. マタニティマッサージを受けた人の体験談
  6. マタニティマッサージで快適なマタニティライフを!

いつからツボ押しは可能なのかというと、やはり安定期後からが安心とされています。妊娠初期はとても不安定です。赤ちゃんや母体に影響があるようなことは避けるようにしましょう。逆に、臨月に入ったあとはあえて陣痛を促すつぼを押し、出産に備えることもあるようです。

指圧・つぼ押し系の費用は?

費用は60分コース10,000円前後に設定されているお店が多いです。エステ系サロンと同様、クーポンなどを利用すると安い費用で抑えられるでしょう。妊娠中、特に妊娠初期の施術に関しては事前にお店に確認してください。医師にも相談してみましょう。エステと同様、施術中に違和感があればすぐに中止してください。

カズヤ先生

産婦人科医

妊娠中のマッサージは、概ね問題ないことが多いのですが、一応かかりつけ産婦人科医に前もって相談しておくのが良いでしょう。 何らかの合併症があった場合、気をつけておくべき点などを教えていただくことができます。

マタニティマッサージのやり方【自分で行う】

自分で行うマッサージもあります。お店でのマッサージはとても気持ちが良いものですが、「もう少し安い値段だったらなあ」とも思います。そんな方にはセルフマッサージをおすすめします。お店に行かない分安い費用で抑えられます。

マッサージの際は肌の滑りをよくするためオイルやクリームを用意しましょう。手足をさするだけでもリンパの流れが促進され、むくみ改善などの効果があります。お腹が大きくなってくると足先や背中は手が届かなくなります。ぜひパートナーに手伝ってもらいましょう。ホルモンバランスの乱れには、背中の脊柱起立筋をさすってもらうといいですよ。

セルフマッサージであっても、お腹に何かしらの違和感をあった場合はマッサージを中止して、安静にしましょう。妊娠初期は体がとても敏感なため、むやみに刺激を与えないようにしてください。

マタニティマッサージの注意点

妊娠初期、安定期、後期別のマタニティマッサージの注意点をみてみましょう。特に妊娠初期は不安定で体も敏感なため十分に注意することが大切です。

マタニティマッサージの注意点【妊娠初期】

胎盤が完成していない妊娠初期の段階では、マタニティマッサージで血流が促進され、お腹の張りや痛みが出ることがあります。流産の危険があり充分に注意しなければなりません。妊娠中は女性ホルモンが増加し自律神経も不安定です。マッサージを行うと必要以上に効果が出過ぎることもあるのです。

妊娠初期に絶対にマッサージを行ってはいけないという決まりはありません。医師の許可を得たとしても、何かあった場合は自己責任となります。妊娠初期のマッサージはできるだけ控えた方が良いでしょう。

(妊娠初期の過ごし方と注意点については以下の記事も参考にしてください)

妊娠初期の注意点・気をつけること!運動は?食べ物は?体験談多数!

妊娠時期によるマタニティマッサージの注意点【安定期】

胎盤が完成した安定期の後であれば、医師の許可の元いつからでもマッサージを始めてかまいません。マッサージのやり方には注意が必要ですが、適度な運動と共に定期的に取り入れて、心身ともにストレスのない日々を過ごせるようにしましょう。

(妊娠中の運動については以下の記事も参考にしてください)