つわりがない人もいる?流産など心配は?ない・軽い人の特徴や体験談を紹介!

【医師監修】妊娠したらつわりはつきもの、と思いがちですが中にはつわりがない人もいます。覚悟していたのにつわりがないと赤ちゃんは本当に育っているのかと心配になりますが、流産などの心配はあるのでしょうか。つわりがない人の特徴もあわせ体験談を交えてご紹介します。

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専門家監修
リエ先生
産婦人科専門医.。国立大学医学科卒業後、初期研修、後期研修を経て、現在大学病院で勤務しています。患者様の不安を少しでも取り除き、正しい知識を啓蒙できればとと思います。
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Contents
目次
  1. つわりとは?
  2. つわりがない人もいる
  3. つわりがないと流産の心配が?
  4. つわりがない人の特徴
  5. つわりがないことでの注意点
  6. つわりがない理由の根拠のないうわさ
  7. つわりがないのはラッキーと思って

つわりがないと、妊娠を知るタイミングが遅くなる場合があります。生理不順な人で基礎体温を計っていない場合は特に妊娠に気がつきません。そのまま気づかずにいると、タバコやアルコールも普段通りに摂ってしまうでしょう。

妊娠初期の喫煙や飲酒は流産や早産につながる恐れがあるので、妊娠の疑いがあるときは日々の生活に注意をするよう心掛けましょう。(※2)

(妊娠初期のアルコールについては以下の記事も参考にしてみてください)

妊娠超初期の飲酒はダメ?アルコールが胎児に影響するのはいつから?

つわりがない時の注意点【体重の管理】

つわりがないと赤ちゃんのために栄養を摂ろうと必要以上に食べてしまい、体重増加につながります。妊娠初期から体重が増えると妊娠後期にかけて体重管理が難しくなり、妊娠糖尿病のリスクも高まります。体重管理は妊娠初期から気にかけるようにしましょう。(※3)

つわりがない理由の根拠のないうわさ

つわりがあるかないかで、赤ちゃんの様子を予想する話を耳にしたことはありませんか?「つわりがないと赤ちゃんが障害を持っている」「男の子と女の子の性別の断定」などつわりがない理由をあれこれつける根拠のない噂があります。以下に挙げるつわりがない理由は、全て医学的に証明されているものではないので惑わされないようにしましょう。

障害があるかないかの違い

「つわりがない、軽いなどの理由は赤ちゃんの成長が遅いからであり、障害を持っている可能性がある」と、根も葉もないことを言う人がいます。しかし、つわりの重さと胎児の障害の関連は研究結果にもありません。

実際につわりがない人で元気な赤ちゃんを出産した妊婦は多く、障害を持った赤ちゃんを出産した妊婦でもつわりがひどかったケースもたくさんあります。

男の子と女の子の違い

よく聞くのは「つわりがないと女の子の赤ちゃん」または「つわりがひどいと男の子の赤ちゃん」という噂です。これは「妊婦と同姓の女の子なら妊婦が受け入れやすく、妊婦と異性の男の子だと体の受け入れ体制がないから」という根拠がない話です。

また「赤ちゃんが男の子だと揚げ物が食べたくなり、女の子なら甘い物が欲しくなる」とつわりの時期の嗜好を理由に性別を決めようとする話もあります。しかし、それも医学的に証明されていることではありません。

先輩ママ(妊活経験有)

30代前半

吐きつわりがひどかった一人目の妊娠中に「きっと男の子よ」って言われたけど、生まれたのは女の子。二人目のときは妊娠初期から甘い物が食べたくて「また女の子かもね」って言われたけど、生まれたのは男の子。よく聞くつわりの性別判定は迷信なんだな~って思った。

(つわりによる性別判断については以下の記事も参考にしてみてください)

つわりで性別判断はできない!でも傾向値が?実体験にみる信憑性は?

血液型の違い