妊娠超初期の性行為の注意点!流産や胎児への影響はある?
【医師監修】ママもパパも妊娠超初期は性行為をしても大丈夫かと不安になりますよね。でも、性行為は夫婦のコミュニケーションのひとつ。できればお互いのスキンシップの為にも仲良ししたいですよね。妊娠超初期に流産や胎児に影響はあるのか、性行為をするときの注意点をご紹介します。
カズヤ先生
産婦人科
機械的刺激による出血を防ぐためにも、妊娠中の夫婦生活は出来る限り愛護的に行う必要があります。
性交後に出血があった場合は、単なる物理的な擦過傷による軽度の出血なのか、切迫流産などの妊娠経過の異常による出血なのかの判別は非常に困難です。
お腹の張りを伴うような出血の場合は切迫流産、早産の可能性も考えられますので、かかりつけ産婦人科医に相談するようにしましょう。
(妊娠超初期の出血については以下の記事も参考にしてみてください)
感染症に注意する

妊娠中でもゴムなしで性行為をすると性感染症のリスクを伴います。特に妊娠超初期の女性はホルモンバランスが変わったり、つわりの影響で抵抗力が弱くなり感染症にかかりやすくなっている状態です。感染症にかかると流産や早産の原因にもなるため、妊娠中もゴムなしでの仲良しは避けましょう。
性行為による主な感染症の種類と対応
それでは、具体的に妊娠中の性行為による性感染症にはどのような種類があるのでしょう。また妊娠中の感染症への対応はどのようにしておくことが大事なのか、詳しくご説明します。
感染症の種類は?
性感染症には次のような種類があります。
●性器クラミジア感染症
●性器カンジダ症
●トリコモナス
●淋菌感染症
これらの感染症は男女ともに感染する可能性のある性感染症です。性感染症はゴムなしで性行為をするとリスクが高くなります。妊娠中でもゴムなしのセックスは避けましょう。また、どの感染症も、女性の場合はおりものに異常を感じることが多いといわれています。においや色に異常を感じたら感染症を疑ってくださいね。
妊娠中の感染症を放っておいてしまうと流産や早産のリスクのみならず、出産時に産道を通して赤ちゃんに感染してしまう可能性があります(※1)。赤ちゃんに感染すると重篤な症状となる場合もありますので、妊娠中の感染症には注意しましょう。
カズヤ先生
産婦人科
この中でもクラミジア感染症は、妊婦健診の中期にスクリーニングで検査する項目になっています。
クラミジア感染症は、近年増加傾向にある性行為感染症で、妊婦さんが陽性になった場合は、必ずパートナーにも感染の有無をチェックする必要があります。
クラミジア感染症自体は内服治療で完治できるものですが、片方が治ってもパートナーが感染した状態であれば移しあいになる可能性があるため、必ず同時に治療する必要があります。
感染症を防ぐためには
妊娠中の性感染症を防ぐためには、一番はコンドームを使うことです。妊娠中だからゴムなしで大丈夫と安易に思ってはいけません。男性から妊娠中だからゴムなしでセックスをしたいと言われたら、ゴムなしで起こる性感染症のリスクについて一緒に勉強してもらいましょう。二人の大切な赤ちゃんのためです。きちんと話し合うことが大事ですよ。
また仲良しの前には体を清潔な状態にすることが大切。手洗いやうがいはもちろん、爪は短くしておくようにしましょう。爪の中にも細菌がいる可能性は高いため、注意が必要です。
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